FOX NEWS によると、中国民間航空事業団(CAAAC)が、新型コロナウイルスに感染する危険性の高い地域からのフライトの際、客室乗務員へ「おむつ」を着用するように通達したとのことだ。


CAAAC は、新型コロナウイルスに関する新たなガイドラインの1部として「新型コロナウイルス感染の危険性の高い地域からのフライトの際、感染拡大を最小限に食い止めるため、客室乗務員は感染リスクの高い航空機に備えつけてあるトイレを使用せずに済むよう「おむつ」を着用するように通達」したとのことだ。

この通達は、CAAC が発行しているガイドラインに記載されているものの1つであり、今回が6度目の改訂版ガイドラインとなっている。最新版には、客室乗務員が感染拡大を最小限に抑えるための自己防衛をすることで、安全確保の措置をとることができるガイドラインが記載されているという。

その中のガイドラインの1つが「おむつ着用」で、これ以外にも、医療用マスクやゴーグル、ヘアキャップ、靴カバー、防護服などの着用も推奨すると付け加えられた。


また「感染の危険性が高い地域からのフライト」の基準としては、感染者数が「人口100万人辺り、500人」を超える国や地域と中国を行き来するフライトとされている。

だが、一方で米国国防省は、乗客が定められた規則と手順に従い乗客全員が適切なマスクをした場合は、航空機内での新型コロナウイルスの感染リスクは「極めて低い」と10月に研究結果を発表している。