The Mirror によると、マンチェスターのセント・アントニーズ・カトリック・カレッジに通う12歳の Cael Bell 君は、昼休みに、学校のトイレにスピーカーやその他 DJ 機材を持ち込み、でレイヴを開催したとのことだ。

この "ランチタイム・ギグ" には8人の友人の少年たちが招かれており、さらに 1週間前から Snapchat で宣伝を行っていたとのことだ。この「違法レイヴの宣伝を Snapchat で行う」というのは、コロナ禍における英国内での違法レイヴの告知手法としては非常にメジャーなものである。
また、このレイヴではチョコレート菓子の Cadbury Twirl とエナジードリンク「Lucozade」が振舞われたとのことだ。

ランチタイム・ギグは約30分で教師に発見されて、DJ 機材を没収されてしまったという。
Cael Bell 君の母親は、学校からこの事件に対する報告を受けて、以下のように語っている。

「私は笑ってしまった。今年は酷い年だったけど、私は皆を元気づけようとした息子を怒ることができなかった。

私が(学校からの)電話を受けたとき、それは完全に理にかなっていた。Cael はその朝早く起きて、服を着て、学校に出かける準備ができていた。それは私たちの家では前代未聞だった。私は、彼が満面の笑みを浮かべていたので、彼が服の中に何かを持っていることを知っていたわ。

私は彼に何がそんなに幸せなのか尋ねたら、彼は、彼ら(友人たち)が学校で絶賛していると私に言ったの。私はそれについて何も考えていなかったわ。私は1分間、それが本当の話だと思わなかったのよ。

でも、Snapchat でレイヴを宣伝することから、実際にそれをやってのけること、さらには軽食を提供することまで、Cael ga
何をしたかを聞いたとき、面白いと思わざるを得なかった。

Cael の父親は、それ(学校の対応)がヒステリックだと思った。彼は「息子に会いに行く」と言った。私たちは怒るべきかどうかについて話し合ったけど、どうしたらよいのかしら?

私たちには、彼が悪いことをしているようには見えなかった。教師が彼の機材を没収した後、彼を更に叱責したとしたら、私たちは激怒したことでしょうよ」

しかし母親は、学校は Cael 君から感銘を受けており「そのような行動を促進することができなかった」ために機材を没収した、と母親に言ったとのことだ。

「でも、彼ら(学校側)も面白く感じたのではないかしら。電話では笑わないように頑張っているように聞こえたわ」

と、母親は語っている。

「なぜそんなことをしたのかと尋ねたら、彼は学校が退屈で、昼休みには何の関係もないと言っていた。

私が学校に通っているときに、Cael がいたら良かったのに。もっと楽しかったでしょうよ。

音楽は Cael のモチベーションであり、その情熱を表現し、共有したことで彼に腹を立てることはできなかったわ。それは、非常に独創的なものだったからね」

母親はまた、自分の心境についてを Facebook で語っていて「これを面白いと思うことは間違っているのかしら」と尋ねており、更に Cael 君が自分の部屋で DJ をしている動画を Facebook で共有している。
 

Cael 君のランチタイム・ギグの事件に対し、SNS では「この子は英国のシーンにおいて、大多数の DJ やプロモーターよりも多くのことをしている」「フェアプレー、少なくとも彼は、そこに座って Fortnite をプレイしていない。彼は大きくなったら、クラブでかなりのお金を稼ぐだろうよ」等のコメントが届いている。

Cael 君の家族の友人は、この若い DJ をサポートして良い機材を与えるために、クラウドファンディングで「GoFundMe キャンペーン」を開始した。目標としている1,000ポンドを超えた場合、その差額は音楽業界の人々に治療を提供する慈善団体「Listen Up Therapy」に寄付されるとのことだ。

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