過去30年間に渡りイギリスのレイヴシーンで起きた全ての出来事を探る新たな音楽ドキュメンタリー「Better Days: The Story of UK Rave」が公開される。これは、レイヴシーンの遺産を祝うだけではなく、教育と情報提供も目的として作られたドキュメンタリーであるとのことだ。
このドミュメンタリーは、5月28日19:00 BST に Twitch でライブストリーミングされ、同日 Amazon Music アプリでも配信がスタートする。また、5月31日からは Amazon Music YouTube チャンネルでも視聴可能となる。
 

上のティーザー動画を見る限り、現在のところ音声も字幕は英語、字幕のみイタリア語版もあるようだが、日本語版は用意されていないようだが、ぜひ雰囲気だけでも味わってみてほしい。

この32分に及ぶドキュメンタリーでは、英国のレイヴシーンの初期、違法なパーティー、最近のパンデミック時代における違法な周回について、更にその間の様々な出来事についても詳しく説明されるとのことだ。
観る者をノスタルジックな気持ちにさせるようなサウンドトラックとなっており、グラスコー出身の Denis Sulta、Orbital のメンバーである Paul Hartnoll、BOY'S OWN の創設者 Terry Farley といった多くの有名アーティストへのインタビューも特集されている。

Boiler Room や Skepta、Maribou State といったアーティストのミュージックビデオの仕事もしてきている Hugo Jenkins が監督を務めており、彼はまたイギリスにおける黒人期限の音楽の功績を称える毎年恒例の音楽賞である「MOBO Awards」にもノミネートされている。

同ドキュメンタリーの音楽責任者を務める Patrick Clifton は以下のように述べている。

レイヴムーブメントの影響は、過去のダンスミュージックカルチャーのサウンドとスタイルが現在の音楽と文化に密接に織り込まれている。イギリスの新種のレイバーは、昔のレイバーと同じように複雑で変革の時代に生きているため、イギリスのレイヴ文化がどこから来たのか、現在どこにあるのか、そして次にどこへ行くのかを探る絶好の機会だ。