2017年にオーストリアのウイーンで創業したオーディオメーカー「Austrian Audio(オーストリアン・オーディオ)」。
AKG の元技術者たちがスタートさせたこのメーカーは、受け継いだ伝統と最新技術を融合させたマイクロフォンやヘッドフォンを開発・販売して世界のレコーディングスタジオやミュージシャンから注目を集めている。


iFLYER では日々音楽と真剣に向き合うアーティストたちに、 音楽の都・ウィーンで開発される Austrian Audio のヘッドフォンを実際に体感してもらい、その使用感を尋ねてみた。

世界中にオーディオメーカーが五万とある中で、お気に入りのヘッドホンやマイクを探し出すのは至難の技。このインタビューがあなたのオーディオライフの参考になれば幸いだ。
 

音がこもらずクッキリ鮮明、正しいバランスで仕上げられるプロ用モニター!!

今回登場するのは、現在日本とスウェーデン、二カ国を拠点として世界中で活躍する、日本を代表する DJ/Producer、Rinaly!!
Rinaly はトランスシーンの世界的レジェンド、Armin van Buuren(アーミン・ヴァン・ビューレン)から「ライジングスター」の異名を授けられるほどの、アジア No.1 といっても過言ではないトランス・アーティストである。特に欧州からの注目度は高く、多数のビッグアーティストからのサポートを受けてきており、EDC をはじめとするビッグフェスや、Zouk Singapore、Colosseum Jakarta、EggLondon といった世界有数のナイトクラブのメインアクトとして出演してきた実績を持つ。


そんなRinalyに使ってみてもらったのは、ミキシングおよびマスタリング用にデザインされた AUSTRIAN AUDIO 最高峰の Hi-X65、オープンなサウンド&上質なフィット感をもたらすオーバーイヤー・モデル Hi-X55、ダイレクトなサウンド&タイトな装着感をもたらすオンイヤー・モデル Hi-X50、そして有線 / USB-C / Bluetooth に対応したハイブリッド・デザイン Hi-X25BT の4種類。


DJ、トラックメイキング、そして観賞用と、様々なシーンでヘッドフォンが手放せない生活を送る Rinaly だが、そんな彼女が体感した、スタジオ・ユースに耐え得る堅牢さとメンテナンス性、優れたフィット感をもたらす低反発パッド、そして伝統と最新技術を融合する Made in オーストリアのクオリティを誇るこれら4種のヘッドフォンの使い心地は?
 

iFLYER:ヘッドフォンを使用・購入する際に、Rinaly さんはどのような点を重視して選んでいますか?

Rinaly:用途によりますが、音の解像度が高く、長時間の使用でも疲れにくい、負担の少ない装着感はとても重要です。
モニター用途としては自然なバランスで立体的に聴こえるもの、音楽観賞用では重低音が出る迫力のあるサウンドのものを選んでいます。


iFLYER:Hi-Xシリーズの音の印象はいかがでしょうか?

Rinaly:Hi-X65 は音抜け抜群。音の一つ一つを深く繊細に表現していて、上質で絶妙なバランスです。立体的に音を感じることができ、臨場感を味わうことが出来ました。ありのままの音がくっきり聴こえるのでミキシングに最適だと感じました。
Hi-X55 はナチュラルなバランスで聴きやすいです。音の解像度が高く、遮音性に優れているので、世界に入り込み楽曲制作に没頭出来そうです。
Hi-X50 は低音が強く出てタイトで迫力のある印象。シリーズの中でこれがダンスミュージックと相性が良く贅沢に音楽を楽しめます。
Hi-X25BT は迫力があり、輪郭のあるくっきりした音で、こちらもダンスミュージックを気持ちよく聴けました。コンパクトで持ち運びもしやすいので、移動中などにも贅沢に使ってみたいです。

iFLYER:装着したときの耳へのフィット感はいかがでしょうか?

Rinaly:低反発パットが心地よくフィットしてくれました。軽いのに安定していて、吸い付くような優しい装着感だったので、長時間の着用も快適に出来ました。


iFLYER:Hi-Xシリーズはどのようなジャンルの音楽が合っていると思いますか?​

Rinaly:Hi-X65 は距離感や方向が繊細に感じられた立体的な音が印象的だったので、ジャズやクラシックを聴いてコンサート会場に居るかのような臨場感を楽しみたいです。
Hi-X55 はダイレクトに細かい音まで聴き分けられる密閉型なので生楽器系、バンド系とか聴いて会場にいる感覚を味わいたいです。
Hi-X50 は低音を際立たせながらバランス良く全体的に輪郭のあるサウンドで、ダンスミュージックなど重低音を楽しみたいジャンルを気持ちよく聴きたいです。
Hi-X25BT は DJ の現場で使いたいです。遮音性、解像度高く、賑やかな現場でも気持ちよくモニタリング出来そうです

iFLYER:Hi-Xシリーズのデザインについてはいかがでしょうか?

Rinaly:知的でクールな印象でカッコいいです。頑丈で耐久性がありそうな、無駄がなく洗練されたデザインだと思いました。低反発パットの質感がとても好きです。カラーバリエーションがあるとさらに嬉しいなと思いました!

iFLYER:HI-Xシリーズの魅力はなんでしょうか?

Rinaly:それぞれの音がこもらずにクッキリ鮮明に聴こえて、作業に集中でき、正しいバランスで仕上げる事に最適なプロ用モニター。この価格帯とは思えないほど高品質で、コストパフォーマンスの高さが魅力的です。これを使えば仕上がりが格段に上がると思うのでお勧めしたいです。


 

Rinaly

近年のトランスミュージックシーンにおいて最も影響力のあるアーティストの1人として、世界中から注目を受けている Rinaly。Armin van Buuren から頻繁に楽曲サポートを受け「ライジングスター」と称されるアジアナンバーワンのトランスアーティストで、SNS 総フォロワー数約10万人を誇り、特に欧米からの根強いファンベース持つ、日本を代表するアーティストの一人として知られている。 
 
これまで日本と中国の EDC(Electric Daisy Carnival)、In Trance We Trust ADE Festival、Lanna Sky Festival 等、世界最大級のダンスミュージックシーンのフェスに出演。また、DJ Mag Top 100 Clubs ランクインの Zouk Singapore、Colosseum Jakarta、EggLondon、WOMB Tokyo 等でメインアクトとして抜擢されプレイを果たす。 
 
同時視聴者1000人を超えることも珍しくない Twitch でのライブストリーミングはクオリティの高さに定評があり、最も支持されている DJ チャンネルの1つ。また、Insomniac、Transmissin Festival、Luminosity Festival 等からオファーを受けパンデミック中にバーチャルセットが放送され、更にトランスシーンで最もリスナーを持つ Andrew Rayel、MaRLo のラジオでもゲスト DJ としてプレイを果たしてきた。
 
2016年秋には Ronski Speedとの共作 Ronski Speed & Rinaly「Horoscope」をリリース、Armin van Buuren のラジオ番組「A State of Trance」(ASOT)にて紹介され 「Amazing Track!」と絶賛され大きな話題になり一躍注目を集めた。 
彼女の楽曲はこれまでに、Armin van Buuren、Aly & Fila、 Paul van Dyk、Ferry Corsten、Andrew Rayel、 MarLo、Sean Tyas、Alex M.O.R.P.H.、Andy Moor、Ruben de Ronde、Johan Gielen、Talla 2XLC 等トランス界のレジェンドたちからサポートを受けている。 
 
トップレーベルである FSOE(Future Sound of Egypt)、Black Hole 等から頻繁にリリースしてきており、2017年9月には Andy Moor のレーベル AVA Recordings からリリースした「Wave of Affection」が数日に渡り Beatport Tranceトラックチャートで1位を獲得(総合チャートでも56位を記録)。 
AVA White からリリースされた代表曲「Astrology」はタイのチェンマイで2019年11月に開催された「Lanna Sky Music Festival 2019」のビデオクリップに起用され、Ferry Corsten、Sander van Doon、Omnia、Ben Gold 等とメインステージで共演。 
 
権威あるトランスDJランキング「Trance Podium Top 100 DJs 2021」では世界42位の快挙を果たしている。

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AUSTRIAN AUDIO

公式ホームページ:https://www.mi7.co.jp/products/austrianaudio/

日本総代理店:MI7 JAPAN

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