ロシアのプーチン大統領は2月21日、隣国ウクライナ東部の親ロシア地域の「独立」を一方的に承認し、24日にはウクライナへの軍事侵攻に踏み切った。NHK の報道によると、UNHCR = 国連難民高等弁務官事務所のグランディ難民高等弁務官は、ロシアによる軍事侵攻を受けてウクライナから国外に避難した人の数は67万7000人にのぼったことを明らかにしている。このうち半数がポーランドに避難している。
また BBC によると、24日の侵攻開始から27日までに、民間人だけで210人が犠牲になったとしている。この中には子供も含まれる。

日本でも様々な団体がウクライナへの緊急募金を開始している。
「募金」「寄付」といっても様々な種類がある。団体によっては寄付金が軍の支援などになり、間接的に戦争に加担してしまう可能性もあるため、どの団体に寄付をするか、必ず前もってサイトを確認してから支援した方が良いだろう。
 

■ 寄付金団体一覧

1. ​在日ウクライナ大使館

2. 特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan)
ロシアの軍事侵攻を逃れて周辺国に流出したウクライナ難民を支援するための緊急支援。


3. 日本ユニセフ協会
ユニセフは、ウクライナの子どもたちやその家族を支援するために6640万米ドル(約70億円 1米ドル=109円で計算)の支援を国際社会に呼びかけている。

>> ウクライナ緊急募金はこちらから


4. UNHCR(国連難民高等弁務官局)
避難を強いられる家族に人道支援、ウクライナ及びヨーロッパ地域での救援活動に充当。

>> UNHCR(国連難民高等弁務官局)寄付はこちらから


5. ウクライナ赤十字社
紛争・災害・病気などで苦しむ人を支援する赤十字社のウクライナ支社「The Ukrainian Red Cross」。

>>ウクライナ赤十字社寄付はこちらから(英語)


6. 国境なき医師団(Doctors Without Borders)
独立・中立・公平の立場で医療・人道援助活動を行う団体です。 医療が届かない場所、命の危機のある場所に駆けつけ、緊急医療援助活動を行っている。

>> 国境なき医師団寄付はこちらから(英語)


7. 楽天
飲料水など物資支援、保健サービスの提供、子どもの保護をはじめとする人道支援に活用。また楽天グループ、三木谷浩史社長は個人として10億円を寄付している。

>> 楽天クラッチ募金はこちらから


8. ZOZOタウン チャリティーTシャツ
ウクライナへの人道支援として、このTシャツの全ての売上を平穏な生活を奪われてしまった方々への支援のために Yahoo!ネット募金の登録団体である特定非営利活動法人 ADRA Japan(アドラ・ジャパン)に寄付。

>> ZOZOタウン チャリティーTシャツはこちらから


9. Yahoo!ネット募金
平穏な生活を奪われてしまった方々に支援物資が必要な方に届ける人道支援を行う。Yahoo!ネット募金は、登録団体「ADRA Japan(アドラジャパン)」に寄付される。

>> Yahoo!ネット募金はこちらから


10. 在日ウクライナ大使館 ※物資支援
ウクライナに物資支援を送りたい方々はポーランドの倉庫へ送ることが可能。

■ 署名運動

1. Change.org Japan 

>> ウクライナへの戦争に反対します! / STOP WAR IN UKRAINE! はこちらから


2. Avaaz

>> Avaaz / この戦争を止める はこちらから

■ ウクライナ出身のアーティストやレーベルを直接支援したい!

英国を拠点とする出版社「If-Only」は、ウクライナのアーティストやウクライナを拠点とする音楽レーベルに、音楽ストリーミング & 音楽販売を行う、Bandcamp(バンドキャンプ)を通じ、支援できる Google Sheet をローンチした。3月2日時点で112名のアーティスト、41の音楽レーベルが登録されている。Google Sheet には「アーティスト名」「Bandcamp のリンク」が掲載されている。

If-Only によると、Bandcamp はアーティストを直接支援するといった意味では好意的なプラットフォームだと指摘している。それは、プラットフォーム上で寄付された資金の82% をアーティストが受け取ることができて、また「Bandcamp Friday(通常第一金曜日)」は Bandcamp が手数料を免除するため更にパーセンテージが高くなる。

>> 「SUPPORT UKRAINE ARTISTS & LABELS」Google sheet はこちらから