スウェーデンの企業 De Faire Medical が、世界初となる2日酔いを治療するための薬「Myrkl」の販売を開始した。


飲む前に「ウコン」を飲む、水をアルコールと一緒に飲む等の二日酔い防止、更に実際に2日酔いになってしまった際には「しじみのお味噌汁」を飲むと良い等の民間治療的なものはあるものの、2日酔いを治療する薬は世界初となる。

De Faire Medical は30年の研究を経て、この「アルコールを効果的に分解する史上初の治療薬」を発表したという。
この錠剤は体内のアルコールを、「二酸化炭素」と「水」に分解する手助けをするとのことで、この錠剤を飲むとたった1時間で体内の70% のアルコールが分解されるとのことだ。更に、アルコールの影響が軽減される他、体の全体的な健康を改善する可能性もあるという。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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錠剤には、ビタミン B12、有胞子性乳酸菌、枯草菌、アミノ酸 L-システインが配合されており、値段は30錠で30ポンド(日本円:約4,897円)。

薬の説明書には、アルコールを摂取する12時間前と1時間前に1錠づつ飲むと効果的であるとか。これによって体内で12時間アルコールが分解され続けるという。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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だが、ユトレヒト大学薬理学部門の主任研究員でアルコール依存症研究グループの創設者である Joris Verster は、この治療薬にまだ納得が出来ていないと i News のインタビューにて語っている。

この薬は科学的に、2日酔いに有効だと証明されていない。例えば、ウォッカを1杯飲んだ直後体内はどうなるのかといった状況下で調査されていない。この錠剤は、本質的に栄養補助食品であり、いかなる種類の薬としても分類されるべきではない。

この2日酔治療薬「Myrkl」は、De Faire Medical の公式ホームページで販売されているが、現在ソールドアウトとなっている。

>> Myrkl 公式ホームページはこちらから!