ヒットメーカーとして知られる DJ/Producer の Diplo(ディプロ)が、自身と家族に嫌がらせを繰り返し、リベンジポルノを公開すると脅してきた25歳の元交際相手に対する2021年の訴訟で勝利を収めた。これにより、元交際相手は Diplo に対し、損害賠償金120万ドル(約1億7328万円)の支払いを命じられる予定で、現在、Diplo 側は裁判所が120万ドルの賠償金の裁定にサインするのを待っている状態であるとのことだ。Diplo はこれを弁護士費用やその他の費用に充てるという。

Diplo の元交際相手は、Diplo 本人、子ども、母親やその他近親者に対してストーキングや嫌がらせを繰り返し、脅迫やリベンジポルノを行ったとして Diplo から訴えられていた。

Diplo の弁護団はこの結果を、彼との短期間の関係を利用しようとした「強迫観念的で不安定なファン」に対する驚くべき勝利と位置付けており「彼女の15分間の名声はもう終わった」と語っている。

Diplo と元交際相手との関係は、2019年の短期間に起こったが、翌年には関係は終了していた。しかし Diplo によると、この女性は過去を水に流そうとせず、Diplo と彼の新しいパートナーにテキストメッセージや彼のヌード写真で嫌がらせをするようになったとのことだ。
この状況から逃れるために、Diplo は住所を変え、古い家を売ったが、状況はエスカレートし続けた。
この元交際相手は、2020年10月、一連のネット上の書き込みで、Diplo が同意なしに彼女のビデオを録画し、クラミジアを与えたという性的非行で告発、一時的接近禁止命令を申請したがその直後に破棄していた。
Diplo はこれに対し、逆に彼女に対する一時的接近禁止命令、ストーカー行為、不法侵入、私的資料の配布を理由に訴訟を起こしていた。