プログレッシブ・ハウスの伝説的存在であるロシア出身のアーティスト Arty(アーティー)のトランスプロジェクト Alpha 9(アルファナイン)が、2023年1月にデビューアルバム『New Horizons』をリリースすることが明らかとなった。

この事実は、先週末にアメリカ・ロサンゼルスで行われた Above and Beyond(アバヴ・アンド・ビヨンド)の Group Therapy 500 記念イベントでのパフォーマンス中に発表され、巨大なビデオスクリーンに「New Horizons, january 13, 2023」という言葉が表示され、そこでタイトルとリリース日が確認された。
 

アルバム全曲を聴くまでにはあと数ヶ月待つ必要があるが、Alpha 9 は既にアルバムからの1st シングルとなる、ブラジル人プロデューサー Scorz(スコルツ)とシンガー・ソングライターの Tom Bailey(トム・ベイリー)とのコラボレーション曲「Calling」を発表している。
 

Scorz は、Armin van Buuren(アーミン・ヴァン・ビューレン)が2020年に Scorz のデビュー曲「Come To Life」を Track Of The Year に選んで以来、業界内での知名度が急上昇しているアーティストで、Alpha 9 にとって理想的なコラボ相手と言えるだろう。
彼の作品は、Tiesto(ティエスト)、Hardwell(ハードウェル)、Robin Shulz(ロビン・シュルツ)、Nicky Romero(ニッキー・ロメロ)といったシーンの大物からライブセットでサポートされているが、Alpha 9 とタッグを組みのは今回は初となる。

アルバムのリリースが発表されたことにより、今後 Alpha 9 はソーシャルメディア上で更に積極的なプロモーションを展開していくものと見られている。今後のスケジュールやトラックリストはまだ発表されていないが、Anjunabeats(アンジュナビーツ)からのリリースに向けて、近々より多くの情報が公開されていくことだろう。

間近に迫ったアルバムのリリースについて、Alpha 9 は「これは新たな章だ」と述べており、プロジェクトへの自信を見せている。

このプロジェクトの方向性にはとても自信がある。この新たなアルバムは、Alpha 9 の芸術性の始まりからこれまでの旅なんだ。