アメリカ発の人気アパレルブランド『GUESS』が、ロンドン中心部のショッピング・ストリート「Regent Street(リージェント・ストリート)」に構える旗艦店にて、イギリスを拠点とする素性不明のアーティストで路上芸術家 Banksy(バンクシー)の象徴的なグラフティー作品を集めて作られた『GUESS x Brandalised With Grafftti By Banksy』と名付けられたコレクションが11月上旬に登場し、Banksy の作品である「Flower Thrower」、「Balloon Girl」、「Follow Your Dreams」などが展示された。

 だが、Banksy は GUESS が自分の作品を使用することの許可を求めてきておらず、無断で使用されていると主張。そして Banksy は1,180万人もフォロワーがいる自身の Instagram にて、上記のディスプレイと共に以下の投稿を行った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Banksy (@banksy)

(翻訳)
万引き犯の皆さん、リージェント・ストリートにある GUESS に行ってください。
彼らは、私の許可なしに私の作品で、彼らのブランドを販売する手助けをしました。
彼らの販売している洋服に対して同じことをするのがどうしていけないのでしょうか?

Banksy は上記の投稿の通り、Banksy の作品を許可なしで盗んだとして避難し、Banksy をモチーフとしたコレクションを万引きするようにとコメント。Banksy がこの投稿を行った後、GUESS は店舗を一時クローズし、旗艦店の正面のディスプレイを覆い隠し、店舗外に警備員を配置する事態となった。

GUESS のプレスはこのコレクションについて以下のようにコメント。

(一部翻訳)
Banksy の象徴的なグラフティーのモチーフを使用し、GUESS の立場と Banksy のグラフティーを組み合わせたものです。このコレクションは GUESS のファッションを通じて、Banksy へ感謝の気持ちを示すための方法です。

11月24日現在、リージェント・ストリートに位置する旗艦店の GUESS が再開しているかは不明である。