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さすがはレジェンドと言わざるを得ない。
今年60歳の、Norman Cook(ノーマン・クック)ことイギリスの伝説的 DJ/プロデューサーの Fatboy Slim(ファットボーイ・スリム)が、billboard との最近のインタビューで、パンデミックの最中に「1年間強制的に引退させられて全く納得がいかなかった」「今は、恐らく死ぬまでやり通せるところまで来ていると思う」と語った。

1年間、強制的に引退させられたんだ。
全然納得いかなかったよ。今は、おそらく死ぬまでやり通せるところまで来ていると思う。どんな形であれ、僕が何かをする場所は常にあると思う。自分が楽しんでいて、他の人たちも楽しんでいる限り、やめる理由はないと思うんだ。

以前と同じペースでやってるわけではない。今年60歳になって、昔のようなバカなことはできないけど、死ぬまでプレイできるのはとても幸せだよ。

DJの場合は容姿とか体力とか、そういう問題ではない。白髪やハゲやデブになってもいいんだ。どうせピンナップにはなれないんだから。


他にも、同インタビューでは以下のような事柄が語られている。

・今年の3月で禁酒14年目を迎えた。
・初めて買ったアルバムは The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)の『Black and Blue』で、曲の始めのノイズの正体を突き止めることに夢中になった。
・自身の音楽の仕事について、母親は常にとても誇りに思って能力を愛してくれたが父親からは「ポップミュージックなんて下らない、ちゃんとた仕事につけ」と言われていた。
・影響力のある DJ だと思われているのでレコード会社から1日に30曲ぐらい新曲が送られてくるので、全て最低5秒は聞いているけどほとんどは嫌いな曲。だから本当に好きな曲を見つけたらとても興奮する。
・『You've Come a Long Way, Baby』の大成功の後、うまく波に乗り切れずにパニックになった。でもそこから25年経ってまだ健康でいるので自分自身良くやったと思っている。
・家に帰ったら、学校の用事を済ませたり、静かな父親でいるのが好きだけど、その間も次の週末のために曲を準備して火を焚いている。
・EDM の波がきたとき、その波に乗りたくなかったのでアメリカから身を引いた。
・自分はビジネスは全く分からないし役に立たない。
・最も影響を受けた人物は David Byrne(デヴィッド・バーン)

そして最後に Fatboy Slim は以下のように語っている。

(若い頃の自分へのアドバイスは?という質問に対し)

あれをやらないようにしよう、誰々と結婚しないようにしよう、というような顕著な失敗は別として、私はただ、それ(色々なこと)をもっと味わい、思い出そうと言いたい。
パーティーの日々を覚えていないことは山ほどある。誰かが「シェールってどんな人?」って言うから「シェールには会ったことないよ」って言ったら、「会ったよ、シェールと一夜を過ごしてるじゃん」って言われて、僕とシェールが一夜を過ごしている写真を見せられて「なんてこった 」って思うんだ。

私が結婚したとき、ある人が僕に言った。
「ふたりで2、3分ゲストから離れて、その瞬間に浸る時間を持ちなよ」
それは本当に良いアドバイスだった。

ただ、本能やアドレナリンですべてをやるのではなく、もう少しそう( 色々なことを味わい、思い出すことを)していればよかったと思う。大好きな業界で、大好きな音楽に囲まれて、自分のキャリアを全うすることができた。ほとんどの人はそんなことはできない。

僕はは本当に素晴らしい、素晴らしく充実したことをやってきた。ただ、そのすべてを覚えていたいと思うんだ。

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Fatboy Slim 来日公演情報

FATBOY SLIM LOVES JAPAN

日時:2023年10月9日(月)11:00 ~ 12:00
会場:東京・お台場特設会場 東京都江東区青海1-1-16
出演:Fatboy Slim、DJ HARVEY
料金:前売 8,800円 / U-23(23歳以下)7,700円

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