カナダ出身のスパースター The Weeknd(ザ・ウィークエンド)が、ガザ地区に250万ドル(約3億6,802万円)の緊急援助を寄付したことが明らかとなった。国連によると、この寄付金額で173,000人以上のパレスチナ人に最大2週間の食糧を提供することができるとのことだ。


2021年10月に国連世界食糧計画の親善大使に任命された The Weeknd は、XO 人道基金を通じてこの資金を寄付したとのことだ。寄付されたすべての資金は、ガザで危機に直面している人々のための緊急食糧に充てられ、必要としている人々に820トン(約820,000キロ)の食糧、つまり400万食が提供されることとなる。

イスラエルがガザ地区に宣戦布告してから、ほぼ2カ月が経過した。10月7日以降、イスラエル国防軍 (IDF) による陸・海・空からの容赦ない爆撃とガザ包囲が行われ、6,000人以上の子どもを含む14,500人以上のパレスチナ人が死亡したと伝えられている。

WFP(国連世界食糧計画)の中東・北アフリカ・東ヨーロッパ地域局長 Corinne Fleischer(コリーヌ・フライシャー)は、「この紛争は計り知れない人道的大惨事を引き起こしました。私たちのチームは、安全で持続的な人道的アクセスと、できるだけ多くの人々に支援を届けるための人々からの継続的な支援を必要としています。我々は、パレスチナの人々に対するこの貴重な貢献に対して、Abel(アベル ※ The Weeknd の本名)に感謝する。」とコメント。

The Weeknd は WFP の大使として2年以上活動しており、エチオピアの女性と子どもたちに緊急食糧支援を提供し、世界中の支援を必要としている人々に約180万ドル(約2億6,470万円)の個人寄付を行っている。