米マイアミの人気ナイトクラブ「Club Space(クラブ・スペース)」が、夏季休業前の最後の営業日に、24時間に渡ってノンストップ開催するパーティーを開いたが、このパーティーには最近ナイトクラブシーンで急速に普及しつつあるルールの "携帯電話禁止ポリシー" を掲げたものとなった。
このポリシーを導入した決め手となったのは、同イベントに "本物のナイトクラブの雰囲気" を作り出すためで、クラブは参加者に携帯電話を安全に保管するためのポーチを提供し、参加者は携帯電話をポーチの中にしまわないと参加できないことになっていた。
 
最近のエレクトロニック・ミュージックやダンスミュージックのコミュニティ全体には、アーティストやイベント主催者が気を散らすことなくダンスフロアをキュレーとすることを目指す雰囲気が高まっており、イベント参加者たちは携帯電話をフロア外に保管するように求められることが多くなってきた。同様の措置は、Wavedash(ウェイヴダッシュ)による最近のツアーや、James Hype(ジェームス・ハイプ)と MEDUZA(メドゥーサ)による「Our House」のショーを筆頭に、数々のイベントにて取られるようになってきている。

この24時間パーティーの後、Club Space は近隣の都市開発に対応するために一時休館期間に入る。同施設所有者は、隣接する E11EVEN ホテル&レジデンスの建築のために必要となった現在の階段の取り壊しと、北側の新たな階段の建設を含む、エントランスのインフラの大規模な調整を計画しているとのことだ。