9月14日(土)、9月15日(日)の2日間に渡って "Tokyo Odaiba Ultra Park" で開催された『ULTRA JAPAN 2024』。9回目となった ULTRA JAPAN は去年に引き続きMain Stage、Resistance Stage、Ultra Park Stage の3つのステージで開催された。その中から、今回は Main Stage の1日目の様子をお伝えする。
その後 2Wasted は Aspen Laws を迎え「Bopcorn」として Illenium(イレニアム)の "Good Things Fall Apart" でメロウな雰囲気を作り上げたかと思えば、去年 Bopcorn の名前を最も広めた Zedd(ゼッド)の "Funny" と宇多田ヒカルの "First Love" のマッシュアップを披露するが、そこで去年と同じマッシュアップで終わらないのがオーディエンスのツボを完全に掴んでいる Bopcorn。今年は ONE OK ROCK(ワン・オク・ロック)の "Whenever You Are" を更に合わせ、晴天のお台場を感動の渦に包み込む。
最後は翌日に出番を控える TJO が登場し、先月リリースしたばかりのコラボ曲 "Conclusion" を披露。昨年に続き強烈な印象を与えてくれた 2Wasted(Bopcorn)のセットは終了。
9月27日にリリースされるニュー・アルバム「Save Euphoric」のタイトル曲や Sunbeam の "Outside World(Brennan Haert Remix)" など、ハードスタイルの中でも様々なアプローチを見せ、「I AM HARDSTYLE」を体現する Brennan Heart の約1年ぶりの日本でのパフォーマンスは幕を閉じた。
終始ホームビデオのような映像がクルーによって撮影され、そのまま VJ に映し出されていたが、ドラムンベースに激しく揺れたり、自慢の ISOKNOCK グッズを自慢したりと、ありそうでなかった新鮮で印象的な VJ となっていた。
新しい学校のリーダーズの海外名義 ATARASHII GAKKO! の "Tokyo Calling" の ID マッシュアップや ISOKNOCK の "Pain"、"kidsgonemad!" など、世界の話題を掻っ攫う超新星による圧巻のパフォーマンスは続く。
その後もお互いの楽曲や ISOKNOCK としての楽曲を中心に会場を激しく揺らし、最後は先月リリースされたニュー・アルバム「4EVR」のタイトル曲を披露し、衝撃の Ultra Japan 初ステージは終了。ISOxo、Knock2 ともに何度もステージから降りてオーディエンスとコミュニケーションを取り、本人たちも日本でのパフォーマンスを楽しんでいる様子が伺えるセットとなった。
その後も Tyla(タイラ)の "Water" や Swedish House Mafia(スウェディッシュ・ハウス・マフィア)の "Save The World"、Calvin Harris(カルビン・ハリス)と Dua Lipa(デュア・リパ)の "One Kiss" に Peggy Gou の "(It Goes Like)Nanana" と、ほんの数分で声が枯れるほどのアンセムの応酬に Afrojack お得意のハウスミュージックを繋ぎ合わせ、オーディエンスの感情を文字通りかき乱していく。David Guetta との "Raving"、Eva Simons(エヴァ・シモンズ)との "Take Over Control"、Spree Wilson(スプリー・ウィルソン)との "The Spark"、Martin Garrix との "Turn Up The Speakers" など、幅広い交友関係とコンポーザーとしての才能、多彩な DJ スキルをまざまざと見せつけられ、会場は思いのままに揺れ動かされる。
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE との "SCARLET" や "Summer Madness"、千と千尋の神隠しの "竜の少年" など親日家としても有名なAfrojack による日本の名曲の応酬でオーディエンスを1つにまとめあげ、最後は Martin Garrix と Amél との ID と Coldplay(コールドプレイ)の "A Sky Full Of Stars" のマッシュアップで星と虹色のエフェクトが入り乱れる VJ とともに感動のラストを演出。「ありがとう東京、Thank You Ultra!」と最後に言い残し会場を去った。
「なあ東京、質問なんだけどアムステルダムのドラッグキメてもいいか?」と聞き、Mau P の "Drugs From Amsterdam(7 Skies Remix)" をプレイしたり、自身の代表曲のひとつ "Blah Blah Blah(Lilly Palmer Remix)"、Alice Deejay の "Better Off Alone" で会場を大きく跳ねさせたりと、大トリとしての存在感を発揮する。
Vini Vici との "Great Spirit" では Armin が「Jump Jump‼」と煽ると、お台場は本当に揺れを感じるほどの一体感を見せ、それに応えるように Hi Profile の "The Ghost" のマッシュアップを披露し、会場のボルテージは最高潮に。
最後は日本国旗の VJ と "Lose This Feeling(Maddix Remix)" と "Blah Blah Blah(Brennan Heart Remix)" で締めくくり、鮮やかな VJ と「アーミンといえば」の両手を広げるパフォーマンスで安定感のある素晴らしいセットを披露してくれた。
衝撃のルーキーと安心の大ベテランが融合した ULTRA JAPAN 2024の1日目。新型コロナウイルス流行前よりも確実に増えた外国人参加者や、ここ数年で大きく変わったトレンドを表すかのようなシーンも多く見受けられ、新たな ULTRA JAPAN のあり方を感じた1日となった。
Written by Takeru Shigyo
昨年大きな衝撃を与えた Bopcorn(ボップコーン)の 2Wasted が今年はソロでメインステージに登場!
Peggy Gou(ペギー・グー)の "(It Goes Like)Nanana" や Martin Garrix (マーティン・ギャリックス)の "Tremer" など新旧の大アンセムを続々投下したと思えば、Avicii(アヴィーチー)の "Waiting For Love" と "I Could Be The One"、"Levels" のマッシュアップから Martin Garrix、Dubvision(ダブヴィジョン)、Shaun Farrugia(ショーン・ファルギア)の "Starlight" へ繋げるなど、昨年に引き続きすぐに会場をホームに変える。その後 2Wasted は Aspen Laws を迎え「Bopcorn」として Illenium(イレニアム)の "Good Things Fall Apart" でメロウな雰囲気を作り上げたかと思えば、去年 Bopcorn の名前を最も広めた Zedd(ゼッド)の "Funny" と宇多田ヒカルの "First Love" のマッシュアップを披露するが、そこで去年と同じマッシュアップで終わらないのがオーディエンスのツボを完全に掴んでいる Bopcorn。今年は ONE OK ROCK(ワン・オク・ロック)の "Whenever You Are" を更に合わせ、晴天のお台場を感動の渦に包み込む。
最後は翌日に出番を控える TJO が登場し、先月リリースしたばかりのコラボ曲 "Conclusion" を披露。昨年に続き強烈な印象を与えてくれた 2Wasted(Bopcorn)のセットは終了。
続いて登場したのは「I AM HARDSTYLE」というレーベルを運営しているBrennan Heart(ブレナン・ハート)!
Roland Clark(ローランド・クラーク)との "It‘s All About The Music" のイントロで静かに登場したと思えば、続く "What‘s Up?" で挨拶替わりの激しい4つ打ちでお台場に低音を響かせる。続いて Dimitri Vegas & Like Mike(ディミトリ・ヴェガス & ライク・マイク)、Tony Junior(トニー・ジュニア)との "The Scientist"、Timmy Trumpet(ティミー・トランペット)との "Now We Are Free"、更には Armin van Buuren(アーミン・ヴァン・ビューレン)の "Blah Blah Blah (Brennan Heart & Toneshifters Remix)" と、自身の楽曲からリミックスまで、現代のハードスタイルを担う DJ として申し分ないパフォーマンスを披露。9月27日にリリースされるニュー・アルバム「Save Euphoric」のタイトル曲や Sunbeam の "Outside World(Brennan Haert Remix)" など、ハードスタイルの中でも様々なアプローチを見せ、「I AM HARDSTYLE」を体現する Brennan Heart の約1年ぶりの日本でのパフォーマンスは幕を閉じた。
Knock2(ノックツー)と ISOxo(アイソーエックスオー)によるベース・ミュージックユニット、ISOKNOCK(アイソノック)が初登場!
ステージの正面にある花道でスタンバイすると、"THRASH(PARTY STARTE R)" に合わせてフェンスに乗り上げオーディエンスを煽る。Knock2の "murdah(ISOxo Remix)"、Skrillex と ISOxo の ID、Knock2 の "JUMP in"、ISOxo の "dontstopme!" などお互いのヒット曲を次々投下し、Brennan Heart からノンストップで激しく揺さぶられる。終始ホームビデオのような映像がクルーによって撮影され、そのまま VJ に映し出されていたが、ドラムンベースに激しく揺れたり、自慢の ISOKNOCK グッズを自慢したりと、ありそうでなかった新鮮で印象的な VJ となっていた。
新しい学校のリーダーズの海外名義 ATARASHII GAKKO! の "Tokyo Calling" の ID マッシュアップや ISOKNOCK の "Pain"、"kidsgonemad!" など、世界の話題を掻っ攫う超新星による圧巻のパフォーマンスは続く。
その後もお互いの楽曲や ISOKNOCK としての楽曲を中心に会場を激しく揺らし、最後は先月リリースされたニュー・アルバム「4EVR」のタイトル曲を披露し、衝撃の Ultra Japan 初ステージは終了。ISOxo、Knock2 ともに何度もステージから降りてオーディエンスとコミュニケーションを取り、本人たちも日本でのパフォーマンスを楽しんでいる様子が伺えるセットとなった。
陽も落ちたメインステージに姿を現したのは、日本で圧倒的な知名度と人気を誇る Afrojack(アフロジャック)!
こちらもお馴染みMC Ambush(アンブッシュ)と一緒に登場! NWL 名義での楽曲 "Lasers"、MC Ambush との "1234"、David Guetta(デイヴィッド・ゲッタ)と Kid Cudi(キッド・カディ)の "Memories" のマッシュアップで一気に会場をロックしたと思えば、R3HAB(リハブ)との "Shockwave" などとマッシュアップされた Icona Pop(アイコナ・ポップ)の "I Love It" で大合唱を誘う。その後も Tyla(タイラ)の "Water" や Swedish House Mafia(スウェディッシュ・ハウス・マフィア)の "Save The World"、Calvin Harris(カルビン・ハリス)と Dua Lipa(デュア・リパ)の "One Kiss" に Peggy Gou の "(It Goes Like)Nanana" と、ほんの数分で声が枯れるほどのアンセムの応酬に Afrojack お得意のハウスミュージックを繋ぎ合わせ、オーディエンスの感情を文字通りかき乱していく。David Guetta との "Raving"、Eva Simons(エヴァ・シモンズ)との "Take Over Control"、Spree Wilson(スプリー・ウィルソン)との "The Spark"、Martin Garrix との "Turn Up The Speakers" など、幅広い交友関係とコンポーザーとしての才能、多彩な DJ スキルをまざまざと見せつけられ、会場は思いのままに揺れ動かされる。
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE との "SCARLET" や "Summer Madness"、千と千尋の神隠しの "竜の少年" など親日家としても有名なAfrojack による日本の名曲の応酬でオーディエンスを1つにまとめあげ、最後は Martin Garrix と Amél との ID と Coldplay(コールドプレイ)の "A Sky Full Of Stars" のマッシュアップで星と虹色のエフェクトが入り乱れる VJ とともに感動のラストを演出。「ありがとう東京、Thank You Ultra!」と最後に言い残し会場を去った。
ULTRA JAPAN 2024の1日目のラストを飾るのは言わずと知れたトランス・ミュージックの帝王 Armin Van Buuren(アーミン・ヴァン・ビューレン)!
Moby の "Extreme Ways (Armin Van Buuren Intro Edit)" で自身の世界を広げると EVALINA との "Angels"、Punctual、Alika との "On & On"、John Christian との "All Night" など、絶え間なくトランス・ミュージックをプレイし続け、体の内側から音に動かされる感覚を覚える。「なあ東京、質問なんだけどアムステルダムのドラッグキメてもいいか?」と聞き、Mau P の "Drugs From Amsterdam(7 Skies Remix)" をプレイしたり、自身の代表曲のひとつ "Blah Blah Blah(Lilly Palmer Remix)"、Alice Deejay の "Better Off Alone" で会場を大きく跳ねさせたりと、大トリとしての存在感を発揮する。
Vini Vici との "Great Spirit" では Armin が「Jump Jump‼」と煽ると、お台場は本当に揺れを感じるほどの一体感を見せ、それに応えるように Hi Profile の "The Ghost" のマッシュアップを披露し、会場のボルテージは最高潮に。
最後は日本国旗の VJ と "Lose This Feeling(Maddix Remix)" と "Blah Blah Blah(Brennan Heart Remix)" で締めくくり、鮮やかな VJ と「アーミンといえば」の両手を広げるパフォーマンスで安定感のある素晴らしいセットを披露してくれた。
衝撃のルーキーと安心の大ベテランが融合した ULTRA JAPAN 2024の1日目。新型コロナウイルス流行前よりも確実に増えた外国人参加者や、ここ数年で大きく変わったトレンドを表すかのようなシーンも多く見受けられ、新たな ULTRA JAPAN のあり方を感じた1日となった。
Written by Takeru Shigyo