さいたまスーパーアリーナで2025年1月25日(土)、26日(日)に開催される「GMO SONIC 2025」に来日出演する Skrillex(スクリレックス)が、音楽界の巨匠であり、Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)のプロデュースでも有名な Quincy Jones(クインシー・ジョーンズ)の死を偲ぶと共に、今後のプロジェクトを X にて予告した。

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(一部翻訳)
Quincy jones に1度だけ会ったことがある。彼は僕のショーに来てくれて、ショーの後に時間を作って話をしてくれた。僕はそのことを決して忘れない。彼は僕の絶対的なヒーローで、彼の逝去は、間違いなく物事の視点を変えてくれた。

そして Skrillex は、Quincy Jones の死後に受けた「視点」について言及し、次のアルバムを最後に、アメリカのレコードレーベル Atlantic Records との契約を終えることを発表した。
 

(一部翻訳)
僕は今までにこれほどインスピレーションを受けたと感じたことはないし、アーティストとしての自分の意思と一致していると感じたことはない。次の作品、そして Atlantic Records での最後のプロジェクトの完成が近づいている今、僕はこのすべてについて非常に実存的な感情を抱かずにはいられない。

(一部翻訳)
この作品を発表し、2025年に『インディペンデント(独立した)』アーティストとしてさらに多くの作品をリリースできることに興奮している。しかし『インディペンデント(独立)』とはとても変な言葉だ。というのも、僕はいまだに自分のチーム、そして他のクリエーターや実行者たちに頼っているからだ。

(一部翻訳)
だけど今は、構造物の設計方法を再度考えたり、検討することができる。壊滅的な音楽と芸術を単純化する方法を見つけたい。多くのアーティストが常にパニックに陥っているのを見ている。

(一部翻訳)
この業界は政治のようなものだ。僕が理解するにはほとんど不可能なようにデザインされている。多くのアーティストがこの業界のビジネスの幻想と妄想に巻き込まれるのを見てきた。若いアーティストがなるのには、危険な仕事だ。​

(一部翻訳)
それは本当に旅の中にある……そして最高のものは予期せぬときにやって来る。

笑顔のためにものを作る

Skrillex は2023年に『Quest For Fire』『Don't Get Too Close』の2枚のアルバムをリリースし爆発的ヒットを飛ばした。2023年は、Fred Again..(フレッド・アゲイン)、Four Tet(フォーテット)と組んで Madison Square Garden にてソールドアウト公演を開催、また北米最大級のビッグフェス「Coachella」にてヘッドライナーに抜擢されるなど大活躍の年となった。2024年は2023年に比べると活動の度合いは落ち着いたものの、先日も Four Tet、Champion(チャンピオン)とタッグを組んだコラボ曲 "Talk To Me" をリリースしている。