アメリカ・ニューヨーク出身の DJ/プロデューサー 3LAU(ブラウ)は、2025年1月20日に行われたアメリカの Donald Trump(ドナルド・トランプ)新大統領就任式でDJ パフォーマンスを行ったと SNS にて報告した。だがこの行為が多くのダンスミュージックファンや DJ 仲間から批判される事態となってしまった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

BLAU(@3lau)がシェアした投稿


上記の投稿にて、3LAU は以下のようにコメント。

(一部翻訳)
5日前にドナルド・トランプ大統領のチームから大統領就任式のパーティーで DJ が必要だと連絡を貰った。大統領就任式でのプレイは僕のやりたいことリストにはなかったけれど、とても光栄なことだ。僕は非常に緊張していたし、たった30分だったが……素晴らしい、達成感でいっぱいだ。

多くのセレブや政治家が出席していたこの式典には、上記の通り 3LAU も参加しており、これは当然、ドナルド・トランプ大統領を支持することを意味する。そして1月28日現在、上記の 3LAU の投稿に、Deadmau5(デッドマウス)、Kayzo(ケイゾー)といったアーティストからの批判を受けている。

(deadmau5 の投稿の一部翻訳)
ここで一番の収穫は、あの間抜けな政権の中で、君が何者なのかを知る者は誰もいないし、君のことを少しも気にかけていないということだ。そして、君は確実に、誰の記憶にも残らないだろう。だけど、この業界の誰もが、君がナチスや有罪判決を受けた重罪人をサポートしたことを覚えているだろうよ。僕が君に抱いていた、ほんのわずかな尊敬も消えてしまった。君が行ったこの契約で、数枚のドリンクチケットを貰えてよかったな、せいぜい楽しめよ、小便野郎。

この投稿を受け、3LAU は、現地時間1月24日に X にて以下のようにコメントした。
 

(一部翻訳)
ご存じの方も多いと思うが、僕は大統領就任式にてパフォーマンスしたことを光栄に思っている。
しかしそれ以来僕は、音楽コミュニティの著名なメンバーから反発を受けた。多少の反発は予想していたが、反応の激しさは予想をはるかに上回っている。僕は誇り高いアメリカ人だ。この国にある自由のおかげで、創業者としても、CEO としても、ミュージシャンとしても、自分の情熱を追求することができる。僕は、言論の自由と技術革新の加速の両方を固く信じている。
この政権は、僕が将来のために持っているビジョンの多くの側面を支持している。大統領や政党の価値観、誰の価値観であっても完全に一致することはないが、僕は自分の選択を貫く。ちなみに、僕は、我が国の民主主義に参加できることに感謝している。

コメントを見る限り、3LAU の行動に批判的な声が多いものの、DJ そしてプロデューサーである 3LAU の功績を支持しているファンも多数存在する。1月29日現在、これ以上のやり取りは行われていない。