カナダ出身のミュージシャン Grimes(グライムス)は最近、自身の X アカウントにて「ADHD」「自閉症」であると診断されたことを公表した。また Grimes は「もし私が子どもの頃にこのことを知っていたら、こんなに頑張らずに済んだのに」ともコメントしている。

※ ADHD とは、NCNP 病院によると、注意欠如・多動症(ADHD)とは、発達水準からみて不相応に注意を持続させることが困難であったり、順序立てて行動することが苦手であったり、落ち着きがない、待てない、行動の抑制が困難であるなどといった特徴が持続的に認められ、そのために日常生活に困難が起こっている状態

※ 自閉症とは、NCNP 病院によると、言葉や、言葉以外の方法、例えば、表情、視線、身振りなどから相手の考えていることを読み取ったり、自分の考えを伝えたりすることが不得手である、特定のことに強い興味や関心を持っていたり、こだわり行動があるといったことによって特徴付けられる。
 

上記の X にて Grimes は、以下のように投稿している。

(一部翻訳)
言いたいことがある。いわゆる「メンタルヘルス」アカウントのサブカルチャーがあり、それらは実際には極度の情報災害のようなものだと思っている。
私は今年、ADHD、自閉症だと診断された。そこで私は、ディスレクシア(失読症)の可能性が高いのではないかと気がついた。私は、スペルチェックなしではスペルがまったく書けない。もし私が、子どもの頃にこのことを知っていたら、こんなに頑張らずに済んだし、薬も飲んでいただろうし、それから数々のこだわりや動機が病気のせいであるとみなされていたのではないだろうか。

私は、この無知なソーシャルメディアのメンタルヘルスサブカルチャーによって誤って広められるもの性質は、本当に大きな懸念事項だと思う。もちろん素晴らしいものもあるが、人々のメンタルを悪化させることを目的としているものもあると思う。

米・ビルボードによると、アメリカ精神医学会の推定では、子どもの8.4%、大人の2.5%が ADHD であり、子どもの約36人に1人が自閉症スペクトラム障害であるとされているとのことだ。