かつて JR 品川駅と田町駅間にあった、東海道線や寝台特急車両が留置されていた車両基地跡地の再開発事業で、広さ9.5ha(ヘクタール)の敷地に4棟の高層ビル、そして低層の文化施設1棟が建設される、国内最大規模・駅直結の新しい街、TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)が2025年3月27日にまちびらきを迎えた。
総事業費は約6000億円、JR 東日本による単独の複合再開発としては初のビッグプロジェクトとなる再開発。「Global Gateway」をコンセプトとし、「100年先の心豊かなくらしのための実験場」としてのまちづくりを展開している高輪ゲートウェイシティのまちびらきは、無料で体験できる自動走行のモビリティ(乗り物)、次世代の購買体験ができる「無人コンビニ」等、見どころがたくさん。
 
そんな最新スポット「TAKANAWA GATEWAY CITY」に、4ヶ月限定のベニュー『ZERO-SITE Takanawa Gateway』がオープンした。
2025年3月27日から7月31日までの期間限定でオープンする同ベニューは、ハイエンドな価値観とサスティナビリティが共存する "HIGH-STAINABLE" をコンセプトにした複合型イベントスペースで、オープン前より各方面からの期待の声が高かったベニューだ。同ベニューを手がけるのは、MIYASHITA PARK「OR TOKYO 」や ATRE TAKESHIBA の「BANK30」等の開業立ち上げに関わってきた AIDE 株式会社。商業施設に溶け込んだファッショナブルで最先端なベニューを得意とする同社が手掛けていると聞いただけでも『ZERO-SITE Takanawa Gateway』に対する期待値は高まる。


iFLYER では『ZERO-SITE Takanawa Gateway』のオープニングイベントに参加し、同ベニューを体感してきたので、いったいどのようなベニューなのか、チラッとお見せしたいと思う。

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駅直結で行きやすい! 開放的なエントランスでわかりやすい!

まず、何より嬉しかったのは、駅近……というよりも、駅直結である点。踊りまくって足腰が痛い状態で、または調子にのって酔っ払ってクラブ帰りの道を長距離歩くのは案外辛いもの。
でも、『ZERO-SITE Takanawa Gateway』は高輪ゲートウェイの南改札を出て左に曲がってほんの1分程度。この距離はありがたみしかない。


筆者が行った際にはオープン時間直後だったので、エントランスに人が並んでいたが、エントランス前も広々とした通路な上にしっかりと屋根も付いているので、雨が降っても問題なし。エントランスのある2F はガラス張りとなっており、中の様子がよく見える開放的な作りなので、道ゆく人々も華やかなパーティーに興味を引かれている様子だった。ナイトカルチャーやダンスミュージックを、クラバーのみならず更に幅広い層にアピールできるのは、今後のシーンの拡大という点からも非常にグッドポイントなのではないだろうか。


この日は3日間に渡って開催されたオープニングパーティーの DAY2 で、「VOGUE JAPAN」のパーティー。華やかに着飾った関係者やインフルエンサー、アーティスト等が会場を埋め尽くし、大きな賑わいを見せていた。
 

踊りまくりたいクラブミュージックファンも、チルアウトして音楽を楽しみたい人も嬉しいベニュー

エントランスを入ってすぐ右側にはソファとテーブルがいくつも設置されており、2F はラウンジ的な造りになっていて非常に快適だ。バーカウンターも広々としていて、ドリンクを注文しやすい。この辺りの配慮も、お酒やソフトドリンクを楽しみながら思う存分踊りたいクラブミュージックファンにとって嬉しいポイントだ。
 
なお、『ZERO-SITE Takanawa Gateway』のマテリアルには、深刻なファッションロス・フードロスの繊維を再資源化した革新的な素材(循環する環境配慮型-建材-内装材)の「PANECO®」をはじめ、卵の殻を使用したバイオマス由来の床材などが採用されているとのことで、ミニマルで有機的な美しさを追求しながら、環境課題に向き合ったものとなっている。


フロアはエントランスから中に入ると、奥に伸びて縦長な造りの構造で、2Fには中央に DJ ブースが設置されている。2Fのサウンドシステムは、世界の名高いナイトクラブでも採用され、クリアな音質でトップDJからの支持も厚い「VOID ACOUSTICS」によるサウンドシステムが構築されている。スピーカーは、最新鋭のアメリカブランド「1 SOUND」のものだ。
 
そして2Fの最奥には日本初となるキネティックライトが贅沢に設置された空間が広がっている。このキネティックライトは、全体が連動しながらゆっくりと発光しつつ上下に動いており、踊り疲れて一休みする人々をリラックスさせるような雰囲気を作り出していた。
そこから壁を挟んだ反対側にはロッカーが多数設置されており、荷物が多い方も手ぶらになって思い切り踊ることができるのでご安心を!


2F と3F を繋ぐ階段は、床に映し出された光の標識でその存在を来場者に示している。この提示の仕方はとても分かりやすく、雰囲気も良くて好印象。


3F に上がると最奥に DJ ブースが設置され、そこから縦長な長方形のダンスフロアが広がっている。 天井には27メートルにも及ぶ巨大な LED パネルが設置されており、音楽に呼応して様々な映像やパターンが映し出され、ダンスフロアに更なる没入感を与えていた。


3F のサウンドシステムには、高い解像度と革新的な新機構を採用した、日本初上陸の「DANLEY SOUND LABS」のサウンドシステムが導入され、繊細かつ迫力のあるサウンドにより、深い音の世界の探究が可能となっている。2F、3F ともにクラブ好きも大満足な音質となっているので、ぜひ会場で体感してみて欲しい。
 
3F の DJ ブースを正面に左奥の空間には、『ZERO-SITE Takanawa Gateway』のロゴマークを模したようなデザインの光のモニュメントがゆっくりと回転し、人々の目を引いていた。


『ZERO-SITE Takanawa Gateway』は、既に4月中旬までのイベント情報を発表している。今後も KAIKOO の7周年記念パーティー、fancyHIM、Rainbow Disco Club (RDC) や FFKT といった人気フェスやパーティーがプロデュースするイベントが予定されているとのことなので、ぜひ公式サイトや SNS でこまめにスケジュールをチェックして、気になるイベントを見逃さないようにしよう!

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ZERO-SITE Takanawa Gateway

営業期間:2025年3月27日〜7月31日まで
住所:東京都港区高輪2丁目21番2
THE LINKPILLAR1 SOUTH 内 ZERO-SITE 2F / 3F
公式サイト https://zerositetgw.com/
Instagram https://www.instagram.com/zerositetgw/