米国の薬物乱用カウンセリング団体 Substance Abuse Counsellor.org が米国の労働者1,000人を対象に実施した調査によると、Z世代の69%が仕事のストレスに対処するため「毎日または週に1回以上、薬物を使用している」と答え、そのうち34%は「勤務中に薬物を使用している」と回答したことが明らかとなった。


この調査は昨年11月に薬物乱用カウンセリング団体が発表したもので、米国の労働者1,000人を対象に行ったものだ。この調査にて、一般的に1997年〜2012年頃に生まれた世代である "Z世代" の69%、さらに1981年〜1996年頃に生まれた世代である "ミレニアル世代" の68% が、仕事のストレスを和らげる目的で「毎日または週に1回以上、薬物を使用している」ことが明らかになった。

またこの調査では、タバコ、電子タバコ(ベイプ)、市販の鎮痛薬、抗うつ薬を「物質(サブスタンス)」として分類しており、全体の26% がこれらをストレス解消のために使用していると認めた。

そして、Z 世代およびミレニアル世代の回答者の61% は、薬物や嗜好品に「月50ドル以上(約7,966円)」を費やしていると回答。41% は仕事のストレス対処のためにアルコールを飲むと回答し、、23% はコカイン、大麻、エクスタシー、ケタミンといった娯楽目的の薬物を使用していると答えた。

娯楽用薬物の使用率は Z世代(38%)が最も高く、ミレニアル世代(29%)を上回っており、一般的に1965年〜1980年頃に生まれた世代である "X 世代" では19%、1946年〜1964年頃に生まれた世代を指す "ベビーブーマー世代" では10% にとどまっている。

回答者の大多数は「勤務中に物質を摂取しない」とした一方で、34% は「仕事中に薬物を使用している」と回答。14% は雇用主に知られないよう「時々」使用しているとし、さらに6% は「頻繁に」使用しており、かつ雇用主もそれを把握していると答えた。

使用頻度については、Z 世代の43%が「週1回以上」と回答した一方、ミレニアル世代では35%が「毎日」使用していると答え、割合がより高い結果となった。Z世代で「一切薬物を使用しない」と答えたのはわずか2% だった。

また、41%が「仕事のストレスに対処するため、薬物使用を強いられていると感じる」と回答しており、この意見に同意したのはミレニアル世代の54%、Z世代の50%だった。一方で、リモートワーカーのうち「仕事によって薬物使用が増えた」と答えたのは16% にとどまっている。

薬物使用が最も多いと報告された業界は、建設業・技能職(74%)、テクノロジー / IT(65%)、製造業(61%)、小売・ホスピタリティ(60%)、医療・ヘルスケア(57%)だった。

この結果からも、米国では、特に Z世代とミレニアル世代の若い労働者を中心に、仕事のストレス対処として薬物や嗜好品に依存する傾向が非常に強まっているという実態が浮き彫りとなった。