性的虐待疑惑を巡り、論争の渦中にあったハードテクノ DJ/プロデューサー Fantasm(ファンタズム)が、告発者に対して起こしていた名誉毀損裁判で勝訴したことが明らかとなった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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本名 Kenzo Meservey(ケンゾ・メザーヴェイ)として知られる Fantasm は、4年前に自身へ向けられた性的虐待に関する告発について訴訟を提起。今年2月には、マネジメント会社 STEƎR Management 所属アーティストを巡る一連の疑惑の中でも再び名前が取り沙汰されていた。

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上記の Instagram 投稿に掲載した声明によると、フランス・リヨン司法裁判所は、Fantasm を「セクシャル・プレデター(性的捕食者)」「レイプ犯」とする噂を広めた女性に対し、一般人に対して、虚偽の内容を公の場で広め、その人の社会的評価や名誉を傷つける行為「私人に対する公的名誉毀損」の罪で有罪判決を下したという。

裁判所は、女性側の主張には「事実的根拠が存在しなかった」と認定し、悪意を持って行動していたと判断。この判決により、女性側には処罰として、執行猶予付き5,000ユーロ(約921,752円)の罰金、Fantasm に対して10,000ユーロ(約1,843,355円)の損害賠償に加え、精神的苦痛への補償として1,000ユーロ(約184,350円)、さらに弁護士費用として1,000ユーロ(約184,350円)の支払いが命じられた。


Fantasm は、上記の Instagram 投稿にて以下の様に述べている。

(一部翻訳)
君たちが聞いていた話はすべて虚偽であり、そもそも最初から存在しなかったものだ。彼らの言っていたことはすべて嘘だった。4年間にわたるネット上での攻撃、裏切り、"自分がそんな酷いことをする人間だ" と思われ続け、 命を脅かされ、友人や家族まで侮辱され、さらには自殺を考えるほど追い詰められた。

その中で、僕が自ら起こした裁判に、ついに勝訴した。

そして、そのどれにも真実がなかったことを僕は証明した。誰の支えもなく、たった一人でこの裁判を始めたことは、当時の自分にとって最も辛いことだった。人生で失敗する余地すら与えられなかった。僕は19歳だった。

そして今回の判決が、その理由を証明している。真実は必ず勝つし、自分は必ず再び頂点へ戻る。

この期間ずっとそばにいてくれたみんな、本当にありがとう。君たちは僕を救ってくれた。心の中では壊れそうになりながらも、 笑顔で立ち続けなければならなかった日々——その恐怖の日々が、今日ようやく終わる。これでやっと、人生を楽しめる普通の若者に戻れる。これから出演するすべての場所で、僕は心のすべてを込めてプレイする。