プログレッシヴ・ハウス・シーンを牽引し、レーベルRenaissanceの中枢的存在として、ダンス・ミュージック・ファンから絶大な支持を受けている DAVE SEAMANがまず初めにダンス・ミュージック界に登場したのは、"MIXMAG"の編集者としてであった。まだ駆け出しであったこの雑誌を世界的に有名な音楽誌にまで成長させた彼は、DMC Recording StudioのSteve Andersonと出会い、" Such A Good Feeling"をリリース。この楽曲の大ヒットによって一躍脚光を浴び、これをきっかけにDAVEはMichael Jackson、Sting、 Pet Shop Boys、Kylie Minogue、Take ThatなどといったUS/UKのトップアーティストからGarbage、Pulp、Placebo、Blurといったバンドまで幅広いジャンルのアーティストのリミックスを手掛けていくようになる。
DJとしてもUKで最もハウスに適したヴェニューとして定評のあったShelleysにおいてレジデントとしてそのDJスキルを磨き、その結果ファースト・クラスで世界各地を飛び回り、UKに戻ればCREAM、Gatecrasher、Renaissanceといったイベントに出演するほどのトップDJ にまで成長した。
また、"The Guise of Renaissance Awakenings"や、"Global Underground"シリーズの2枚組みのコンピレーションCDのリリースを重ね、その知名度はますますアップ。最近では、Renaissance傘下のレーベルAudio Therapyを立ち上げ、2004年には第一弾となるミックスCD "Therapy Sessions"をPhil Kと共にリリースするなど、カリスマ・アーティストDave Seamanのクリエイティヴィティーは尽きることがなさそうだ。(Kei Tajima : HigherFrequency)