本名:MICHAEL KENNEDY 72年ジャマイカ:キングストン/コックバーン・ペン出身のレゲエ/ダンスホール・シンガー。
16歳でベース/キーボード・プレイヤーとして活動を始めるが、すぐにその美声と優れた資質を活かし、シンガーを志すようになる。少年時代のヒーローは、フランキー・ポール、テナー・ソウ。地元の小さなサウンド・システムでマイクを握り始め、ストーン・ラヴをはじめとする人気サウンド・システムにも進出。当時に人気美声シンガーとして絶大な人気を獲得していたサンチェスのフォロワーとして、ウェイン・ワンダー等と共に注目され、キャリア1年弱の89年には早くもデビュー・アルバム『GOLDEN RULES』をリリースする。
本格的はブレイクは94年。同じ地元出身のファイヤー・ハウス・クルーがプロデュースした「I Swear」(オール・フォー・ワンのカヴァー)が爆発的にヒット、その存在と歌声が一気に知られるようになる。同時期には同じくファイヤー・ハウス・クルーによる「Center Of Attraction」も大ヒット。さらにルーテナント・スティッチー、ビーニ・マン等人気DJとのコンビネーション・チューンもヒットを記録、一躍人気シンガーの座に。95年にはアメリカのVPレコードから実質的なデビュー・アルバムとされる『CENTER OF ATTRACTION』をリリースして、世界へと進出。
活躍の場は広がり、96年には初来日ツアーを実施、97年にはアメリカのレーベルと契約、ロックのカヴァー・アルバムをリリースし、その後のアメリカ・マーケットを中心とした活動もオファーされるが、レゲエ/ダンスホール・シンガーとしての道を選択して、ジャマイカに帰還。98年には全員が人気美声シンガーであるスリラー・U、トニー・カーティス、シンギング・メロディと共に4人組レゲエ/ダンスホール・コーラス・クループ、L.U.S.T.(ラスト)を結成、シーンに一大旋風を起こして話題を集める。以来、現在までソロとして、L.U.S.T.のメンバーとして精力的に活動中。無数のシングル、世界各国からアルバムを継続してリリースし続けている。
近年では、08年から今年にかけて、L.U.S.T.として「Just As I Am」(エア・サプライのカヴァー)をレゲエ・シーンで特大ヒット&ロング・ヒットさせており、今春には単独での日本ツアーも実施。ジャマイカは勿論、日本をはじめ、世界中のレゲエ/タンスホール・ファンを中心に確かな人気を獲得しており、その勢いはこれまでのキャリアの中でも目を見張るものがある。また特筆すべきは、近年はハワイで爆発的な人気を獲得しているということ。現地の音楽シーンの中心は「ハワイ産レゲエ(ジャワイアン)」で、レゲエへの理解と親しみが深い場所ではあるが、そのハワイで...
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