Codek Recordsの開始以来、AlexとSashaはグラフィックデザインと音楽のありとあらゆる要素を融合してシームレスなフローを形成するという独自の宇宙観を生み出してきた。それが「In Flagranti」である。「カット&ペースト」の無限の可能性を秘めた美学を絶え間なく追求してきたのだ。
彼らのDIY(Do It Yourself)から生まれた作品は、NYのストリートシーンおよび海外で大きな評価を得た。毎週開催されるSashaのパーティー「Organic Grooves」やAlexの伝説的なミックステープ「SMYLONYLON」などが象徴的である。
またCodekのジャケット・デザインはIn Flagrantiの美学を形成する最も大切な要素である。ハンドシルクで覆われたジャケットはWire magazineが「このビジネスの中の最高傑作である」と絶賛するほどである。In Flagrantiは独自のビデオクリップをYoutubeでも公開しているが、そこでも強烈なビジュアルインパクトを放つ。「女性、グラマラス、淫らさ、シックスタイル」などがアイデンティティーでありニューパンクを詠唱する。
ジォルジオ・モロダーやパトリック・コウリーのエレクトロニック・ディスコからリキッド・リキッドやア・サーティン・レシオのパンクファンク、そして今日のダンス音楽のサウンドに至るまで、これら全部をユーモアたっぷりに、そしてエロティックにコラージュされたものがIn Flagrantiである。