ガブリエルは幼い頃からすでに音楽に興味を持っていたが、真剣に聴き始めたのは8歳のときにクラシック音楽に出会ってからであった。
半ばいやいややらされていたチェロのレッスンは特に役にたつことははなかったが、16歳のときにギターでニルヴァーナを弾いているあたりから音楽への道がはっきりし始める。世界的なロックスターになる夢はもろくも崩れさったが、当時ガブリエルはスティーヴ・ライヒ風のミニマル音楽やエレクトロニック音楽にもかなり傾倒していた。この方面で道を模索しようとしていたが2年ほどは特に何もなかった。
95年にスヴェン・ヴァスのDJセットを体験したことが決定打となり、電子音楽で実験的なことを始めたのだった。
2年が経ち、独レーベルH?rspielmusikから最初の作品を発表、その後20以上もの作品をTrapez、Utils、Karmarougeレコードなどからリリースしていった。
彼のディープに構築され一般的なメインストリーム・テクノとは一線を画しているようなサウンドを、目ききたちは特に好んで楽しんだ。
その作品の中では、テクノもハウスもダブも共存していてそれぞれの定義を無意味なものである。
04年には"S?ssholz"が大ヒットし、Groove誌のドイツ人DJチャートでNo.1を獲得、その後"Ihre pers?nliche Gl?cksmelodie"が05年に大ヒットし、ドイツはケルンのミニマルハウス・テクノシーンから一気に舞台は世界へ移った。06年にはまたEP『Miracel Whop』がヒット。
今日、テクノには独自のマーケットがあるが、ガブリエルが主宰する新レーベルBasmatiはそれに甘んじることはない。
そこにあるのは音楽のみ――ピュアな音楽に対する情熱から生まれたトラックたちであり、決まった計画も道筋もなく、ただ流れに沿っていくのみである。
パーティクラウドをライヴやDJセットで徹底的に盛り上げ魔法にかける術を知っているのがガブリエル、今回の来日でどのようなプレイを披露するのか乞うご期待!
www.wir-network.com/artists/gabriel-ananda (links to Discogs, Facebook, releases, liveset)
www.gabrielananda.com (artist website)
www.basmati-music.de (Gabriels label)
www.facebook.com/pages/Gabriel-Ananda/36644161522 (fanpage)...
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