自身の作風を「MelodicかつDeepな精神世界を表現するAmbient Music」と評する楽曲は、妖しく美しいメロディーラインと複雑かつ重心の低いリズムシーケンスが特徴であり、それは幼少期から培ってきた膨大な音楽的知識やジャンルに執着することなく自由に音楽を探求する姿勢に強く裏付けられている。
幼少期より、西洋音楽好きの母親に影響され、The Beatles、Simon and Garfunkel、CarpentersからJohann Sebastian Bach、Maurice Ravel、Claude Debussyまで、ジャンルと時代に囚われることなくひたすら音楽に没頭する毎日を過ごす。友人たちがロックやパンクを聴く一方で、彼はメロディーや様式美に固執し、次々とCDやレコードをコレクションしていく。いつしか部屋はそのコレクションで埋め尽くされるが、新しい音楽を探求し続ける過程でダンスミュージックに出会う。
ダンスミュージックが持つ現代的な音響や斬新な構成、圧倒的なグルーブに魅せられ、2004年頃よりDJとしてのキャリアを開始。アンビエント?テクノを軸にセレクトしながら、独自の世界観で旋律を重ね合わせ、紡いでいくmix workは緻密で繊細、グルーブだけに頼らないDJスタイルはフロアのみならず、自宅のステレオにおいても素晴らしいパフォーマンスを発揮するものとして、幅広い層のリスナーを魅了することに成功する。
DJのキャリアを積む一方で、DAWをベースに独学で楽曲制作とエンジニアリングを学び、08年、フランスのBasilic Recordsからデビュー作”Ivory Tower EP”をリリース。以降次々と発表される楽曲はLaurent Garnier、President Bongo(aka Gus Gus)、James Holden、Hiroshi Watanabe(aka Kaito)、Joakim、Pheek、Cio D'Or、Jesse Somfayなど、ジャンルを越えた多くのDJやArtistより称賛とサポートを獲得、ベルリンの音楽情報誌De:Bug Magazineからも一目を置かれ、数多くレビューが紹介されるなど、高い評価を得ている。
2011年6月リリースの"Say a little prayer"では、カルト人気を誇るNon Standard Productions主宰、Tobias Freundをマスタリングエンジニアに起用するなど、ヴィンテージサウンドを追求した楽曲製作を展開。MelodicかつDeepな世界観はさらに深化していく。
www.torikago.org
www.myspace,com/birdcagemetonymy...
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