08.03 (Sat)
デトロイト・テクノ、シカゴ・ハウスとヒップホップを愛聴し、90年代中頃の黄金期のドラムンベースに出会いDJ/プロデューサーとしてのキャリアをスタートしたマーティン。特定のジャンルに属することを良しとせず、過去の素晴らしい音楽に対するリスペクトを自身の音楽を通して示しながらも、常に新しいサウンド、新しいアイディアを積極的に取り入れてきた。ジェイムス・ブレイクの登場で、ここ日本でもいよいよ注目度が高まっているダブステップには、初期からその進化の過程まで、コード9らと共に大きく貢献している。2005年、[Play:Musik]や[Revolve:r]からシングルをリリースし、ドラムンベース・シーンで頭角を現すと、2007年にリリースしたシングル「Broken/Shadowcasting」でそのサウンドが急激に進化。彼が示した新しい音楽の方向性は、盟友コード9からジャイルス・ピーターソンまで幅広いDJに支持されると共に、ダブステップ、テクノ、ハウスのシーンからも大きなを注目を集めるようになる。[Tempa]や[Applepips]といったレーベルからのリリースによって、その勢いはさらに増す中、2008年に手がけたTRG「Broken Heart」のリミックスが、彼の知名度と人気をさらに押し上げることとなる。それ以降、フライング・ロータスやティガ、コード9、フィーヴァー・レイ、マキシモ・パークなど多種多様なアーティストのリミックスを手がける。また自身が設立したレベール[3024]からリリースした「Natural Selection/Vancouver」はフライング・ロータスがリミックスし、その絆を深めるきっかけとなった。2009年4月にデビュー・アルバム『Great Length』をリリース。ベース・ミュージックの新たなスタンダードとしてシーンを越えた多くのファンを獲得し、Mixmag誌の年間アルバム・チャートの2位を獲得したのを始め、その年の多くの年間ベスト・チャートにランクインした。2008年にフライング・ロータスから招待を受けたのをきっかけに、世界中で行われた<Brainfeeder>ショウケースにも頻繁に出演。また定期的に行われてきたコード9とのバック・トゥ・バックも人気を集めた。また2010年にはロンドンのクラブ“Fabric”のミックス・シリーズの記念すべき50枚目の監修に抜擢。絶大な人気を誇る同シリーズの中でも、一際素晴らしいミックスとして、更にフロアの熱気をダイレクトに伝える名盤として各方面から絶賛され、国際的な規模でリスナーを拡大させると共に、2ndアルバムへの期待を高めた。
様々な活動を通して絆を深めたフライング・ロータスが、ニュー・アルバムを<Brainfeeder>からリリースしないかと打診し、2011年9月、ついに『Ghost People』... More Biography
様々な活動を通して絆を深めたフライング・ロータスが、ニュー・アルバムを<Brainfeeder>からリリースしないかと打診し、2011年9月、ついに『Ghost People』... More Biography