TV ROCKのスターダムはもはや確立されていると言ってよいだろう。2度のARIAミュージックアワード受賞者である、”GQ DJ Of The Year” Grant SmillieとIvan Goughのデュオはこの10年間、自身のクラブアンセムをダンスフロアに限らず、数々のチャートにランクインさせる事でその非凡な才能を証明してきた。
TV ROCKの輝かしいプロダクションラインに加え、彼らの手がけたリミックスは誰もが一度は耳にした事のあるビッグネームの楽曲ばかりである。Armand Van Helden、Tiesto、Calvin Harris、Paul Van Dyk、Groove Armada、Sander Kleinenberg、Axwell等は氷山の一角に過ぎない。
TV ROCKはMTVミュージックアワードのエンディングで何百万という観衆の前でプレイ、オーストラリアの男子テニス決勝戦では試合開始前の音楽を担当し、AFLのグランドファイナルでも試合開始前のゲストパフォーマーとして出演等、オーストラリア、ヨーロッパ、アジア、アメリカをまたにかけてのプレイをレギュラーにこなしている。当然、イビサやマイアミでSwedish House Mafia等のビッグアーティストとの共演も頻繁に行っている事は言うまでもない。
更に2008年にスタートした彼ら自身のレーベルNeon Recordsに着目してみると、2012年グラミー賞3冠を受賞したSkrillexやDirty South、Zoe BadwiやAdrian Lux & Denzal Park等、世界最高峰のアーティストを擁している注目のレーベルとして知られている。
そしてご存知の通り、2009年にLaidback LukeとボーカルのRudyとの共同制作で生まれた楽曲”In The Air”はAxwellの目に止まり、彼のリミックスでBeatportやARIAクラブチャートを席巻した。(ARIAクラブチャートでは10週連続1位に君臨した。)ヨーロッパではPete TongやJudge Jules達がこの楽曲を彼らの番組Radio 1で広く支持し、KissやGalaxyといったラジオ局が後に続く迄にそんなに時間はかからなかった。プロモーションビデオはYou Tubeで驚きの10,000,000ビューに達していて、この曲が爆発的なヒットを記録し、2009年の”The First Anthem”に選ばれた。
これに続いたのはSteve Angelloにいち早く見い出され、彼の世界的にも有名なレーベルSizeと契約した”I Am Techno”、そしてSidney SamsonのレーベルSneakerzと契約した”Beatboxer”である。
今年のTV ROCKはDave Spoonとの...
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