
裏声を多用したボーカルにダークな疾走感、そしてダンスビートをロックの骨組みに取り入れたダンス・ロックサウンドが特徴で、デビューアルバム『近未来の神話』は世界的にヒットを飛ばし、各方面から大絶賛をもって迎えられた。彼らの登場に呼応するかのように、CSSやサンシャイン・アンダーグラウンド、シットディスコといったダンス・ミュージックを大きく導入したバンドが数多くデビューし、『ニューレイヴ』ムーブメントが形成されたといわれる。クラクソンズの特徴のひとつとして、メディア以上に他のバンドからの賞賛が多いということが挙げられる。新人バンドに手厳しいことでも有名なパルプのジャーヴィス・コッカーは「画期的なレコード」と評し、ケミカル・ブラザーズは早速彼らを新曲にフィーチャリングし、同期バンドとの比較を極端に嫌うブロック・パーティーのケリーでさえ「斬新な実験性と解釈の仕方にはリスペクトを寄せている。」と賛辞を惜しまない。また、メンバーは芸術大学出身ということもあり、独特のファッションやそのアート・ワークも注目されている。
ジェイミー・レイノルズ- ベース&ボーカル
ボーンマスとサウザンプトンで育つ。13歳のとき、5歳以上年上の連中とつるみ始め、インディ・バンドのベースに誘われる。そのバンドはマンサンなどのサポート・アクトを務めたが、ヒットに恵まれることなく解散。その解約金でやがてロンドンに出てきてからスタジオのキットを購入し、サイモン(g)と出会って、クラクソンズを始める。
サイモン・テイラー- ギター&ボーカル
ストラットフォード・アポン・エイボンで育つ。インディ音楽とダンス・コンピを同時に聴き、ハッピー・ハードコア・ディスコに通う。ジェイムスにギターを教わり、ノッティンガム大学で美術を勉強する。Josef KとFire Enginesのサウンドにはまり、ジェイミーとバンドを組むに至る。
ジェイムス・ライトン- キーボード&ボーカル
ジェイムスは毎年夏にストラットフォード・アポン・エイボンでボートの仕事をしていた。父親がミュージシャンだったため、早くから音楽に興味を持つ。10歳でレディング・フェスティヴァルに行き、13歳のときにネブワースでオアシスを見る。パンテラからレディオヘッドまであらゆる音楽が好き。
ステファン・ハルペリン- ドラム&ボーカル
オリジナル・ドラマーだったフィネガン・キッドの後を継ぐ形で、2006年2月よりバンドに参加。2007年初旬に正式メンバーとなる。当初はアーティスト写真やビデオにもあまり出演していなかったが、最新ビデオの「エコーズ」ではその豪快なドラミングを披露している。
