デトロイト出身のCarl Craigは、アメリカのテクノミュージシャン、DJである。グラミー賞にノミネイトされた事もありデトロイト・テクノの第二世代の一人に数えられる。ジャズ、ファンク、ハウスなど様々な音楽要素を盛り込んだ曲を作り、また曲調によって様々なアーティスト名義を使い分けて曲をリリースしている。
サイケ名義で1989年に初の曲をリリース、デトロイト・テクノの初期、 Derrick Mayによって発掘されたアーティストの一人で、彼のレーベルであるTransmatから作品をリリースしている。
Craig自身もレーベル” Planet-E “を運営し、 そこから69名義で「4 Jazz Funk Classics」、「Jam The Box」、Paperclip People名義で「Remake」、「Throw」、「Climax」、「The Floor」等、傑作EPを次々とリリースし、世界中で大ヒットを記録。 自身のほかにも Kevin Saunderson 、 Moodyman らが同レーベルからリリースしている。1999年には、自らの音楽の集大成、Innerzone Orchestraのアルバムを[Talkin' Loud]より発表。 ここ数年では「Tres Demented」というダンスフロアを熱狂させる強力なトライバル・トラックや、「Twilight EP」、「Darkness」といった傑作シングル、Laurent Garnier、Theo Parrish、Aardvarck、Terry Brookes and Aaron Soul等のremix、re-edit等数多くの楽曲を発表し、多くのDJ達にへヴィプレイされている。
シーンにおける十分な名声とリスペクトを得てもなお、新たな音楽をアグレッシヴに追求し、輝きに満ちた作品を創造し続けている。