05.12 (Sun)
ドクター・ジョン(Dr. John、本名Malcolm John Rebennack Jr.、1940年11月21日-)はアメリカのミュージシャン。ドクター・ジョンとは19世紀のニューオーリンズにいたブードゥー教の司祭の名。略歴ルイジアナ州ニューオーリンズ出身。1950年代からマック・レベナックの名でギタリストとして活動を始める。しかし1961年、クラブでの演奏中に喧嘩に巻き込まれ、左手を撃たれて薬指が不自由になりギタリストを断念。これを機にオルガン、ピアノを覚える。その後ロサンゼルスへ渡り、作曲家などの活動を経て1967年に『グリ・グリ』でデビューする。濃厚なR&Bのセンスとニューオーリンズならではのブードゥー教文化を背景にしたサイケデリックな音楽性はキワモノ的なものであったが、収録曲「アイ・ウォーク・オン・ギルデッド・スプリンターズ」は、後にハンブル・パイやポール・ウェラーにカヴァーされた。1972年の『ガンボ』はニューオーリンズの古いポピュラー音楽を蘇らせた試みとして高い評価を受けた。同年には、ローリング・ストーンズ『メイン・ストリートのならず者』にバック・コーラスでゲスト参加。1973年の『イン・ザ・ライト・プレイス』からのシングル「ライト・プレイス・ロング・タイム」は、全米9位の成功を収めた。1976年11月25日にはザ・バンドの解散コンサートにゲスト参加し、その時の模様は、映画『ラスト・ワルツ』でも紹介された。『イン・ア・センチメンタル・ムード』(1989年)収録曲「メイキン・フーピー!」は、グラミー賞の最優秀ジャズ・ボーカル・パフォーマンス賞に輝き、彼にとって初のグラミー受賞となった。1994年のアルバム『テレヴィジョン』では、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのアンソニー・キーディスと共演。1998年には、ドクター・ジョンも劇中バンド「ルイジアナ・ゲーター・ボーイズ」の一員として出演した映画『ブルース・ブラザース2000』が公開された。2000年には、デューク・エリントンの楽曲を取り上げたトリビュート・アルバム『デューク・エレガント』発表。その後も精力的に活動を続け、ニューオーリンズの音楽文化を体現する存在として尊敬を集めている。
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