倍音成分の多いハイトーン・ラップと、ネガティヴさも希望も、ストリートも内面性も全てを綯い交ぜにして、独特の世界観を構築していくZONE THE DARKNESS。19歳で手売りでリリースした1st「心象スケッチ」からコンスタントにリリースを続け、1枚のミニ・アルバムをはさみ3枚目のアルバムとなる「DARK SIDE」を完成させた。
時に希望をあからさまに歌い、時に自分の原点を語り、時に裏路地に座りこみ低い視点でストリートを眺めるような、様々なリリックに彩られたこのアルバムは、彼の現在を遺憾なく写し取った作品だろう。作風的にシリアスに捉えがちな彼だが、インタビューの最後では相当ボンクラかつ正直な言葉も飛び出し、更に彼の多面性を感じさせられ、これからの動きにも期待せざるをえないアーティストだ。
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