伝説のクラブ<第3倉庫>を始め、日本のクラブ・シーンの黎明期から活動を始め、DJ BAR INKSTICKのプロデューサーとして<routine>他<FREE SOUL>などに中心的に関わってきた、世界的にも名が知られるクラブ・ジャズ系トップDJ。「routine」名義で2枚のアルバムをリリース。クラブ・ミュージックの観点から選んだ新旧のジャズ・コンピ「Routine Jazz」シリーズが大人気。04年にリリースされた『Routine Jazz Schema』はニコラ・コンテにも絶賛され国内外で話題となり初の「Schema Japan Tour 2005」(FROM ITALY)も成功させる。06年には「Routine Jazz #09」のリリース・ツアーに U.K.からBIG BANG氏をフューチャーし初の来日ツアーを敢行。そして06年9月22日には「The Shape Of Jazz To Come」(産経新聞社/BSフジ主催) <ageHa>にて行われた大規模なニュー・ジャズ・フェスティバルは2800人以上を動員し、国際的なイベントのトップ・プロデューサーとしても発揮している。07年5月には、未だに30年以上もヨーロッパ中のDJ達がリスペクトを続けているジャズDJの先駆者「ポール・マーフィー」を約20年振りの来日を実現させた「PAUL MURPHY JAPAN TOUR」(FROM U.K.)も全国7カ所、合計1600人以上を集める。07年11月には新たなコンセプトである「"Nouvell Vargue" A Compilation of Club Jazz Bands From Japan」、「Routine Jazz #11」、「Routine Funk #02」と3枚同時発売。小林径 初のオリジナル・ジャズ・プロジェクト・アルバム「Routine Jazz Quintet」が08年1月発売。その他、レア音源だけを集めた「Routine Jazz Archives」シリーズもスタートするなど、ジャンルの枠組みを超え独自の世界観を表現し続けている。
小林径は、東京においてのクラブ・シーン創世期からの最重要人物であると言っても決して過言では無い。80年代、レア・グループ・マスターとして、南青山のバブリンダブからトゥールズ・バー、ミラーズ、ピカソ、アスホール、ラトゥン、ゴールド、第三倉庫( U.F.O.のラファエル・セバーグをはじめとするDJ陣もプレイしていた)を経た後、ルーム、クラブ円山、音、ワイヤー、オルガン・バー、ロック・ウエスト、DJバー・インクスティック(プロデューサー)、トゥーリア、イエロー、エンドマックス、キッス、ミックス、ループ、ファイ(プロデューサー)等など活躍を続けている。
一方海外ではLONDONにあるマダム・ジョジョのケブ・ダージのパーティーDEEP FUNKやヤング・ディサイプルズのフェミのクラブ・カモフラージュをはじめとする数々のプレイで高い評価を得ている。ミュージシャンのサポートDJとしては、ア・サーティン・レシオ、ラウンジ・リザーズ、ジェームス・テイラー・カルテット、JB'S、ブラン・ニュー・ヘヴィーズ、ロイ・エアーズ、プレスティッジ・オールスターズ、チャック・ブラウン&ソウル・サーチャーズ、DJのノーマン・ジェイ、フェミ、ラリー・レバン、ワイルド・パンチのミロなど共演し、チャック・ブラウンやノーマン・ジェイ、ジョン・ルーリーにも選曲を絶賛される。
イヴェント・クラブのプロデュースとしては、"THAT'S HEALIN' FEELIN "、" ROUTINE "、" FREE SOUL UNDER GROUND "、" PITICATO MAFIA "、" CLUB SKA "、" MILLION SECRETS OF JAZZ " 、"ROUTINE JAZZ" 等に代表される数々のイヴェントを手掛ける。レキシントンのプレスティッジ・レーベルのリイシュー・イヴェント、プレスティッジ・ジャズ・オールスターズ(ルー・ドナルソン、チャック・レイニー、 ブーチョ&ラテン・ソウル・ブラザーズ、ロイ・エアーズetc)のライヴと全国ツアーのプロデュース。2年連続で渋谷公会堂、オンエアーなどで行われ、 ジャズ・ファンクのブームとなる。
現在は青山 " fai " を中心としてイヴェントのプロデューサーとして活躍中。
一方音源制作では、ラスト・ポエッツのウマービン・ハッサン、ハウイB等が参加した『routine』(ビクター・エンタテインメント)、JB'Sの参加でニューヨークのD&Dにてレコーディングされた『J-FUNK EXPRESS』(パイオニアLDC)等が世界発売されており、2枚目のアルバムとなる『routine-complication-』-Soul Source Presents-(ユニバーサル・ミュージック)の発売など確固たる評価を獲得している。手掛けたREMIX作品も数多く、それらはSOUL BOSSA TORIO, ZEEBRA, FEMI KUTI, beret, JACKSON 5 (Soul Source), Horace Silver (Blue Note), Jackie & Roy, Yasuko Agawa 等に代表され、2002年から自身のレーベルRoutine Jazz Label , Routine Funk Labelを立ち上げ、翌年の03年から小林径氏とB-Bandj氏(元モンド・グロッソ、現在は瘋癲で活躍中)の新しいユニット『Dark Shadow』を展開する。現在大ヒットのコンピレーション・CDシリーズ『Routine Jazz#01?#11』までリリース。HMV渋谷でチャート・インする。04年12月には通算6枚目にあたる人気イタリア・クラブ・ジャズ・レーベル『Schema』の音源をセレクトしたコンピレーションCD『Routine Jazz Schema』は初のヨーロッパ進出、ニコラ・コンテにも絶賛され好調なセールスを記録。04年11月にはRoutine Jazz Labelから2枚目にあたる『New Morning 』Da Lata / Remix盤、05年4月に発売された「Routine Funk #03」はロンドン、ドイツ、ニューヨーク、フランス、オーストリアでもチャート・インし5ヶ国以上で高い評価を得ている。
音楽プロデューサーとしては、ダンシング・トュ・ジャズ・シリーズのコンピレーションアルバム(ビクター社)、ブルー・ノート・ビター・グルーヴ(東芝EMI社)、フェラ・クティのコンピレーション・アルバム・ファンキエストグルーブ(ビクター社)、クワイエット・ストーム・シリーズ・コンピレーションの音質設計(ソニー様)、ピチカート・ファイブ、オーバードーズの音質設計、リミックス(クラブ・マガジン)のコンピレーション・アルバムのリミックス・トラック中でラスト・ポエッツのウマービン・ハッサンをゲストに制作。