逢坂 剛(おうさか ごう、1943年11月1日 - )は、日本の小説家、推理作家。東京都文京区生まれ。本名は中 浩正(なか ひろまさ)。挿絵画家の中一弥の息子。人物幼少期に母が病死し、父子家庭で育つ。開成中学・高校を経て、中央大学法学部法律学科へ進学。学生運動たけなわの頃であり、司法試験受験は早々とあきらめ1966年に卒業、博報堂に勤務する傍ら、執筆活動を行う。1997年には31年勤めた同社を退社し、神田神保町にオフィスを構える専業作家となった。17、8歳の頃から独習でクラシック・ギターを弾いていたが、大学時代に限界を感じる。そんな時、神保町のシャンソン喫茶で、サビーカスのフラメンコギターのレコードを聞いて衝撃を受け。作家になってからもスペインを舞台にした作品が多い。2001年から2005年まで日本推理作家協会理事長を務めた。愛棋家としても知られ、2008年4月に開幕した第66期名人戦七番勝負では、第一局を対局場となった東京都文京区にある椿山荘で観戦している。日本将棋連盟の会長を務めた米長邦雄とは、中央大学の同期生で旧知の間柄である。略歴* 1980年 -「屠殺者よグラナダに死ね」(後に「暗殺者グラナダに死す」に改題)により第19回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。* 1986年 -『カディスの赤い星』により第96回直木賞、第5回日本冒険小説協会大賞を受賞。* 1987年 - 同作により第40回日本推理作家協会賞を受賞。* 2014年 - 第17回日本ミステリー文学大賞を受賞。著書リスト現代小説シリーズ作品百舌シリーズ(公安警察シリーズ)* 裏切りの日日(1981年2月 講談社 / 1986年7月 集英社文庫)- シリーズ序章* 百舌の叫ぶ夜(1986年2月 集英社 / 1990年7月 集英社文庫 / 1998年4月 大活字本シリーズ【上・下】)* 幻の翼(1988年5月 集英社 / 1990年8月 集英社文庫)* 砕かれた鍵(1992年6月 集英社 / 1995年3月 集英社文庫)* よみがえる百舌(1996年11月 集英社 / 1999年11月 集英社文庫)* 鵟の巣(2002年6月 集英社 / 2005年4月 集英社文庫)岡坂神策シリーズ* クリヴィツキー症候群(1987年1月 新潮社 / 19
ウィキペディアで続きを読む...
More Biography