03.01 (Fri)
Mr.Big(ミスター・ビッグ)は、アメリカのハードロックバンド。1989年にデビューし、2002年に解散したが、2009年にオリジナル・メンバーの4人で再結成した。来歴結成~活動休止タラスでデビューし、デイヴィッド・リー・ロスのバンド等で活躍していた超絶技巧ベーシスト、ビリー・シーンが、サンフランシスコの実力派シンガー、エリック・マーティンと出会い、後にレーサーXの光速ギタリスト、ポール・ギルバートと、インペリテリなどで活躍していたドラマー、パット・トーピーが加わり、バンドを結成。ポール・ロジャース率いるロックバンド、Freeの楽曲タイトルからMR.BIGを名乗り、1989年に、アルバム『MR.BIG』でデビュー。結成当初から、その華やかな顔ぶれからスーパーバンドと呼ばれ、高度な演奏技術の応酬が期待されたが、実際にアルバムの大半を占めたのは、そのバンド名が示す通りのオーソドックスなハードロックであり、オープニングナンバーの「Addicted To That Rush」でこそビリーとポールが得意の速弾きを披露して周囲の期待に応えたものの、2曲目以降ではメンバー各人が持ち場をわきまえたプレイに徹していた。1991年に、2作目のアルバム『Lean Into It』をリリース。先端にギターピックを取り付けた電気ドリルによるトリックプレイで話題を呼んだ「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」、その後ライブにおける定番曲となる「Alive And Kickin'」といったパワフルなハードロックから、「Just Take My Heart」のようなバラード、キャッチーなメロディを持つ「Green-Tinted Sixties Mind (60'S マインド)」、そして全米No.1シングルとなる「To Be With You」などが収録され、バンドの代表作となる。しかし、"60'S マインド"、"To Be With You"の2曲を同じアルバムに収録するか否かがメンバー間で問題となった曲でもある。このポップな2曲のヒットによって、ブリティッシュハードロックに根差したブルージーなロックバンド、という結成当時の構想と、現実との間にずれが生じ始める皮肉な結果を生んだのも、また事実である。良くも悪くも、ここがバンドの分岐点となった。1993
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