ニュー・スクール初期の91年、クラシックと名高い“I Got To Have It”でデビューをしたEdo. G ( Every Day Other Girl)。Da Bulldogsとのユニットやソロ名義の作品はもちろん、Pete RockやMasta Aceとのコラボレーション・アルバム、Slaine & Jaysaunとのユニット=Special Teamzなど、数々のプロジェク トで20年以上に渡り継続的な活動をしてきた、ボストンのリ ヴィング・レジェンドMC。ネオ・ブーン・バップ/ソウル・ ヒップホップを巧みに織り交ぜた日本人好みの作風で好評を得 た前作『A Face In The Crowd』に続き、最新ソロ・アルバム をドロップ。
“知性”と“無知”という対義語をタイトルに冠した本作は、Edo Gのリリカル・スキルが存分に発揮された、リスナーに学ぶこ との大切さについて一考を促すコンセプト・アルバム。キャリ ア20数年のMCとして、また一人の成熟したブラック・マンと しての自らの影響力を理解し、ヒップホップに夢中なキッズや 若いアーティストを啓蒙しようと試みている。
音楽面では、十八番のブーン・バップ・スタイルを貫きつつ も、前作同様若手の起用も忘れない。Madlibの弟であるOh No や新鋭83 Soundといった若いプロデューサーにビートを依頼 し、また、その深みのある声やスタイルでネオソウル・シーン で評価の高いシンガー、Noel Gordinを2曲で招いている。
最高峰のネオ・ブーン・バップと、心に響くコンシャスなリ リック、そして燻し銀のラップと、三拍子揃ったリアル・ヒッ プホップをどうぞご堪能あれ。...
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