フジロックの常連クンビア・キッドが、アンデスからカリブ海まで各地にクンビアとポロなノリを広めているコロンビアングルーヴァー、ChontaDJとタッグを組む。
The Palace of Wonder Areaのキュレーターでもあるジェイソンは、自身も認めるレコードマニア。彼が初めてクンビアを聞いたのは1988年。ロンドンのナイトクラブで、そのユニークなリズムに度肝を抜かれたという。クンビアの音楽にのめり込み、1990年にはコロンビアのカルタヘナを訪れ、100枚を超えるヴィンテージアルバムを持ち帰った。その後、ジョー・ストラマーが彼のファンとなり、DJをしながら宝探しを続けろと彼に希望を与えた。クンビア・キッドという名はジェイソンの兄、ギャズがR&Bの発展と、自前のダンスシューズを持ちたくなるような風変わりな音楽への期待を込めて付けた。
ChontaDJという名で知られるアレハンドラ・ゴメスは、コロンビアの首都ボゴタに『Biche』というラテン・オルタネティブに特化した音楽制作会社の設立者でもあり、ディレクターも務める。また、エクスペリメンタルやアバンギャルドミュージックの国際化と発展に力を入れ、8年以上に亘り音楽バンドのマネジメント業の経験を持つ。現在は、フレンテ・クンビエロのマネージャーを務めている。
ChontaDJとしては主に、トロピカル音楽最盛期のコロンビアン・ミュージック、ペルーギター、カリビアングルーヴの他に革命的コンテンポラリーのレコードセレクターである。