Kid Kenobiの15年にも及ぶの快進撃は、とどまる所を知らない。2003年より3年間の間に、Green Velvetへのリミックス "La La Land"でのアワード受賞を始め、Hook N Slingとのコラボ "The Bump"でのARIAへのノミネート、著名なアーティストへの50を超えるリミックス楽曲提供、そしてDJとして初めてMinistry of SoundからシリーズCDを出すなど、Kid Kenobiはアーティストが成し得るすべてを成し遂げたと言っても過言ではない。しかし彼は、これからもアーティストとして、変わり続ける音楽業界で成長し続けるだろう。
常にミュージック・スタイルを変化させてきたKid Kenobiは、最近ではベースミュージックを信奉し、彼のルーツであるダブステップ、エレクトロミュージック、コンプレクストロ、ムーンバートン、ムーンバ・コア、ドラム・ステップなどを取り込みつつ、自身の音楽性を深めている。
Kid Kenobiの"Bass Music EP"(2011)は、ダブステップ、ムンバ・コア、グリッチ・ホップに核となるドラムステップに重厚なハウス・ビートが融合したサウンドを披露した。Bombs Away とのMinistry of Soundへのミックス・コンピレーション、 "Addicted To Bass"にも、このサウンドは受け継がれている。
ソロ活動以外にも、Kid Kenobiは弟であるHugga Thuggと組んで"Too Fresh"というプロジェクト活動を行なっている。UK's Marvellとフィーチャリングした"Hotel Party"はAustralian ARIA Club Chartで5位という素晴らしい記録をたたき出した。更に、Kid Kenobiは、自身のレーベルであるKlub Kidsを立ち上げ、Phetsta、Karton、Surecut Kids、Spenda C、Northie、J-Trick、Conway、そしてToo Freshと彼自身を傘下に従えている。クラブカルチャーが失いつつある「特別な場所」というフィーリングを取り戻すために、Klub Kidsは「一夜限り」のイベントを行っている。その第一弾は、ロケーションを公にせず行なわれた。
Kid Kenobiの将来は光り輝いているーこれ以外のどんな言葉も彼にはあてはまらい。これだけの業績を収めたアーティスト、Kid Kenobiの未来に憂いを抱くのは、邪道というほかない。...
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