テクノ、ハウス界で徐々に注目を集めはじめる高校生クリエイター SEKITOVA の初アルバム。

「premature moon and the shooting star」

2012.12.05 RELEASE!!トレイ付き紙ジャケット仕様  ¥2,100( 予定 )

1:  Secret Hideout

2:  Planisphere

3:  Cicada

4:  Heat Stroke

5:  Inverted Qualia

6:  Sheltering Rain

7:  Heroes

8:  Guess what?

9:  Export to The Mercury

10: Export to The Mercury    (from disco)

 

■SEKITOVAプロフィール■

1995年、元旦生まれの高校生トラックメイカー兼DJ。14歳の頃よりDTM でのトラックメイク、16歳でDJとしてのキャリアをスタートさせる。2011 年にはインターネットレーベル『Maltine Records』よりEP をリリース。その認知度をより深めた。初期には幅広いジャンルの制作を行っていたが次第にルーツであるミニマルテクノやテックハウスにアプローチを寄せるようになる。中でも昨年末にsoundcloudにて発表したアンビエンスなピアノハウストラック『Fluss』は大きな評価を得て、日本のみならずドイツなど本場のシーンからも沢山のアクセスを受けた。DJとしても歌舞伎町Re:animation、新宿でのETARNAL ROCK CITY Fes. への出演など大規模イベントへのブッキングも増えており、これからの活動に期待が寄せられる。

 

SEKITOVAが影響を受けたアーティスト達:

ADA, Air, Akufen, Alexander Kowalski, banvox, Benjamin Brunn, bibio, Chet Baker, Christopher Rau, Daft Punk, Dave DK, DJ Koze, Efdemin, Florian Kruse, KiNK, Lawrence, Marc DePulse, Moomin, Moonbug, Nujabes, Penguin Cafe Orchestra, Tigerskin,Till Von Sein, Reboot, Rene Breitbarth, Robag Wruhme, Roman Fluegel, Shako-Pani, Silvanian,Families, United Future Organization, ZENTA…

 

それではここからは、彼の初アルバム「premature moon and the shooting star」についてインタビューをしてきました。

-初アルバム完成おめでとうございます、初めに初アルバムについて今のお気持ちを聞かせて下さい。-

ありがとうございます。今は制作と即売会での販売がやっと終わってほっとしている所です。一応春にこのアルバムの先行シングルとしてInverted Qualia epという1枚のCDを出して、そっちは他人のレーベルから出していたから結構任せっきりで曲を作るだけで良かったんですけど今回は基本的に全部自分でやるっていう方向になって、気分はこのアルバムが1stCDのような感じです。色んな方に協力して頂けるように頼んで、また積極的に力になって頂いた方も多く、本当にその方達には感謝しています。自分1人では間違いなく出来なかった所で今やれていますからね。

-アルバムはどんな事を意識して制作しましたか?また、トラックを作るときなにかを意識して作っていますか?-

人間のもっとも純粋な所って自我でさえも触れられない所にあると思うんです。哲学ではエスって言うらしんですけど。それが意識というフィルターにかけられ、次に思考というフィルターにかけられ、モラルやルール等様々なものを経て自己内だけでもどんどん削られていくと、最後にようやく言葉や音楽として外界にアウトプットされる頃には本当にその人が持っている100%pureなエスからは往々にしてほど遠いものになっていますよね僕はそういう音楽に対するもっとも純粋な自分のエスをなるべく大事にしようと思って本能的につくる事を心がけています。心がけるというか、自然にそうなっちゃってる感じです。1人で盛り上がりながらつくるのが一番楽しいです。アルバムはスケジュール上締切り の問題とかがあって、その辺をどうしても意識せざるを得なかったんですが、まぁ楽しくつくれたかな、と思います。

-14歳からトラックメイクをはじめたきっかけは?-

ある日親が家で仕事をする為にiMacを買ってきて、それをちょっと触らせてもらった時に元々入ってたgaragebandというDTMを見つけて。最初は音を打ち込む方法もサンプリングで持ってくる方法もわかんなくて「なんにも出来ないじゃん」と思ってたんですけど、そこから1年かけていじっていくうちにようやく操作方法が身に付いてくるようになりました。初めて曲を作ったのはgaragebandを触ってから一年半ぐらい後の事でしたね。それが14歳の時です。今はもう17歳ですが使っているDTMはかわらずgaragebandです。

-印象に残っているイベントやフェスティバルは?-

今はもうない大阪のnuoohという箱で年始も早々にやってたdisconaldというパーティが印象に残っています。それまではまだあまりパーティ慣れしてなくて、盛り上がってる人たちを脇目に見ながらどうしたらいいのかよくわからない部分があったんですけど、そのパーティに出てたDJがことごとく良くて、終わる頃には半袖でくたくたになってました。ついついからだを動かしてしまったり、気づいたらダンスしてたり、そういうのってすごくハッピーなんだなぁと、これがダンスミュージックなんだなぁとDJやクラブがもっと好きになった瞬間でした。今もその感覚を追い求めて曲を作ったりDJをしたりしています。

-では最後に今後SEKITOVAさんはどんなアーティストになりたいですか?-

まずはクオリティをもっとあげたいです。いまは色々歯車が噛み合ってるのでここまでの事が出来てますが、これからもっと大きな事をやっていく為にはまだまだ精進が必要です。次にさっきも言いましたが聴いてる人たちがついついからだを動かしてしまうような曲をつくるアーティストになりたいです。あとは僕を介してもっと僕の届けたい僕の好きなジャンルがもっと広まればいいなと思います。そこまでたてたらようやくスタートだと。「これからトラックメイクをはじめよう!」って思ってDAWを買ってきた中学生が、BPM120弱のイーヴンビートを打ち込んで「全然efdeminと違う・・・」って落ち込んだりするような国になれば、たぶん、今よりちょっと素敵になりますよね。

ありがとうございます、今後も活躍を期待しています。