先日発表された第55回グラミーでは、最優秀プロデューサー賞にノミネートされたディプロ率いるジャマイカン・ミュージック・ユニット、メジャー・レイザーの来日公演が、先日東京・渋谷のSOUND MUSEUM VISIONにて開催された。MC/セレクターのウォルシー・ファイアーと、プロデューサー/DJのザ・ジリオネアの二人が新メンバーに加わり、さらに女性ダンサーを交えてのステージ。登場するやいなや、ブブゼラ(かつてW杯で話題を呼んだ南アフリカの楽器)をフロアにばらまき、会場は一瞬にしてお祭りムード。

凍える外の空気なんて嘘のよう。さらには、途中でバルーンのなかにディプロが入ったり、フロアで熱狂していたオーディエンスがステージに上がり過激なセクシー・ダンスを披露するなど、何でもあり。

ひたすらサウンドシステムとにらめっこしていた以前とはガラリと変わった、エンターテインメント性の高い演出に、見飽きることがなかった。またサウンドに関しても、ダンスホールからオーセンティックまで幅広いレゲエの音を駆使しながらも、必殺ダンス・アンセムなどを華麗にミックス。ステップが最後まで途切れることのない構成になっていた。そんなプレイリストのなかには2013年にリリース予定という最新アルバム『フリー・ザ・ユニバース』に収録予定の楽曲や、先行でリリースされたシングル「ジャー・ノー・パーシャル」、「ゲット・フリー」も。しかも「ゲット・フリー」は日本語バージョンも公開!このステージを体感した限り、次なるアルバムは、ジャンルの枠をこえたかなり中毒性・完成度の高いダンス盤になりそうな予感。彼ら曰く「コミックのように楽しいアルバムなんだ」と。もう完成まで待ちきれない!!

写真/山本佳代子(Kayoko Yamamoto)