5名のファイナリストによるDJバトル!5.27 東京・表参道ARC TOKYOにて開催された「JAMESON SESSIONS DJ COMPETITION FINAL EVENT」。

5月27日、表参道ARC TOKYOには世界 No.1 アイリッシュウイスキー「ジェムソン」の装飾が見事に施され、会場はまさにジェムソンの店舗であるかのような雰囲気に。一般投票で選出されたファイナリスト5名(Keita Ishigaki / Kazu T / DJ HaruKa / DJ MASA-Y / DJ 松崎 夕)が集結しファイナルイベントにふさわしい会場となった。

この大会は世界 No.1 アイリッシュウイスキー「ジェムソン」が主催する、デジタルDJチャレンジ。参加DJのオリジナルミックス曲を聴いて、一般投票から勝ち上がってきた5名のDJの中から、優勝を勝ち取ったDJには、来年3月、セントパトリックの時期にジェムソンの故郷アイルランドの首都ダブリンの最も有名なクラブで開催される特別イベントでDJプレイできる権利を獲得できる。

審査基準には、「Sine Metu(シネ・メトゥ)」=「恐れ知らず」(※ジェムソンアイリッシュウイスキーの創業者の「ジョン・ジェムソン」の家系はラテン語で「Sine Metu(シネ・メトゥ)」=「恐れ知らず」という言葉をモットーとしてきた)をテーマにした創造性と、選曲、スキル、レスポンス、そして当日集まった観客にコインで投票されるといった内容で開催された。

審査員の3名には、ぺルノ・リカール・ジャパンのコナー・ティモンズ氏、最新クラブミュージックの配信サイトよりwasabeatの和田哲郎氏、そして特別審査員に音楽プロデューサー、リミキサー、DJとして活動する田中知之氏(FPM)が招かれた。
ぺルノ・リカール・ジャパンのコナー氏からは本日集まった方に深くお礼を述べ、乾杯のあいさつが行われた。審査員挨拶として田中氏からは「同業者として判定するのはとてもおこがましいことだが、引き受けてしまったからには今日は心を鬼にして偉そうに審査をさせてもらいますが明日からはまた同業者としてよろしくお願いします。」と語った。壇上に上がった5名のファイナリストは緊張と興奮を抑えつつ開会のあいさつで幕が開けた。


そしてDJコンテストは5組のDJよりまず2名を選出(予選 / Pre Match )し最終は2名のDJより1人を選ぶ(決勝 / Final Match)といった形式で行われた。
大会が始まる前にくじで順番が決められ、順番はDJ HaruKa、DJ松崎 夕、Kazu T、Keita Ishigaki、DJ MASA-Yの順で予選 / Pre Matchが行われた。

1組目のDJは、DJ HaruKa
大会トップバッターとしては誰しもが緊張する中、スローテンポなR&BからBASSMUSIC、そしてHOUSEからエレクトロとEDMまできれいなMIXが特徴的。センスの良い選曲とすべてのジャンルを丁寧につないだDJ HaruKa。会場のゲストもジェムソンを片手にそのセンスの良い曲に体を揺らす。10分の中で見事に自分のDJを出し切っていた。

2組目は、DJ 松崎 夕
最初から勢いのある選曲でオールディーズロックからBASS系、バウンシーなハウス、そして心をつかむようなスローディスコと、とても説得力のある選曲ですべてのゲストの年代を問わず盛り上げた。ロックを基調とした迫力のあるDJには女性の力強さと繊細なMIXが見事にマッシュアップされていた。

3組目は、Kazu T
一貫してフレンチエレクトロを主体としたジャンル運び。テッキーなサウンド、腹に響くベース、そしてディスコティークな選曲をピークにクールなMIXが特徴的。終始音圧が響くDJで会場を沸かせる。

4組目は、Keita Ishigaki
抜群のMIXセンスで今大会屈指のテクニック。会場のゲストを初番から盛り上げる。そして体を振り回されるようなスタイルには技術の中に培われたグルーヴが心地よく、10分のDJタイムもあっという間に終了した。終了後のコメントでも「限られた時間の中で精いっぱいやりました」というように選曲、技術、選曲が見事に詰め込まれた10分だった。

5組目は、 DJ MASA-Y
エレクトロベースからハウス、そしてEDMとポップな選曲でゲストのあおりがとてもうまいスタイル。見事にはまった会場は大盛り上がり。気持ちの良い選曲とパフォーマンスで会場には一体感が生まれていた。安定したDJっぷりをこなし10分間常に完璧な運びを見せた。

(予選 / Pre Match )5名のDJが演技し終わった時には、会場内はすでにかなりの盛り上がり!ジェムソンで乾杯しながらファイナリストのDJを堪能した様子だった。
審査員席では内容や状況などプロ目線での意見や、会場との一体感など細かい部分まで厳正に話し合われていた。
すべてのDJ終了後に20分の選考が行われ、審査員の和田氏より決勝進出者2名が発表。まず初めの1名はDJ松崎 夕。そして2人目にはDJ MASA-Yが選ばれた。3名の審査員を代表して和田氏からは「ジャンルが違うDJを選ぶのはかなり困難で審査員でもかなり意見が割れたがDJ松崎 夕に関しては、最終的にはジャンルをクロスオーバーした選曲と堂々としたプレイとスピリットが伝わった」と述べた。そして「DJ MASA-Yについては、パフォーマンス、会場のあおり、選曲で判定した」と述べた。
 

決勝戦、1番目はDJ 松崎 夕
持ち前の勢いは決勝戦でも健在、ダンスミュージックにポップス、ロックを掛け合わせゲストをあおる。リズムが乗ってきたところでベース系の選曲でまたさらに盛り上げる。まさにDJの職業を最大限生かした選曲とスキル。一気に最高潮まで持ち上げていくジャンルをクロスオーバーした選曲で、決勝戦とは思えないほどの堂々としたプレイスタイル。10分間で見事にストーリー性のあるプレイを披露した。

2番目はDJ MASA-Y
バウンシーなハウス、EDM、そして自身のパフォーマンスとグルービーなMIXを魅せゲストも飛び上がるような盛り上がりに。彼は本当にゲストを盛り上げるパフォーマンスに長けていた。この日一番とも思える歓声とゲストの熱気で僅か10分の間に何度もピークを作り上げていた。

決勝戦はこのまま、審査に入っている中、この日集まった溢れんばかりのゲストも最高の音楽とともにお酒を気持ちよさそうに楽しんでいた。
そしてほどなくして審査員と2名のファイナリストが壇上へ。期待と緊張の混ざり合う中、優勝者発表の時を待つ。優勝者発表は大会スポンサーであるぺルノ・リカール・ジャパンのコナー氏より発表。とても困難を極めたであろう選出と大会の盛り上がりに笑顔をみせ、少しもったいつけるような形で発表された。

見事優勝を勝ち取ったのはDJ松崎 夕に決定。コナー氏より記念の楯と、ジェムソンの故郷アイルランドの首都ダブリンの最も有名なクラブで開催される、来年の特別イベントでDJプレイの出場権を勝ち取った。
DJ松崎 夕からは、ほんとに涙が出そうです。今までのDJキャリアの中でこんなにうれしいことはありません。今日応援に来てくれたみんなにお返しができてとっても嬉しいです。とコメント。
和田氏「コインの数は全くほぼ同じでしたがすこし松崎さんのほうが多かった。会場の意見と一緒ではなかったでしょうか?「Sine Metu(シネ・メトゥ)」=「恐れ知らず」といった点で彼女の強気なプレイは見てていて気持ちがよかった。是非ダブリンという場所に行ってもその強気なプレイで会場を沸かせてほしい」と語った。

田中氏「まずARC TOKYOの音が良かった。そして優勝者の松崎さんにはぜひ一緒のパーティーに出たい。ジャンルが違うこの審査は非常に難しく本来は審査はできないと思うが今日の形では彼女に分があった。また場所や日が変われば違った人が選ばれたかもしれない。また最終は会場の方が選んだコインの数で決めた形となった。松崎さんのコインの中に数枚100円玉が入っていた。DJという職業はお金を稼ぐ職業で、金がとれるDJを選んだ」とユーモアも交えつつ松崎をほめたたえた。

大会出場者全員と審査員での記念撮影。

その後は特別審査員である田中知之氏(FPM)のDJタイム、この日一番の盛り上がりを見せたのは言うまでもなく、出演者や関係者、この日集まったすべてのゲストが田中氏のプレイにに酔いしれた。
最後まで最高の形で笑顔が絶えることなく続いたこの日のARC TOKYO、会場を埋め尽くすほどのゲストにジェムソンの暖かい社風や姿勢を感じた。これからもダンスミュージックとともにジェムソンで乾杯していきたい。

(PHOTO:内野秀之)
 
■ジェムソンについて

世界中で最も愛されるアイリッシュ・ウイスキー『ジェムソン スタンダード』。ピートを使わず密閉炉でじっくり乾燥させた大麦を原料とし、3回蒸留によって4年以上熟成して造られる豊かな香味とスムーズな味わいが特徴のウイスキーです。

品目: ウィスキー
原産国: アイルランド
原材料: 大麦、水、トウモロコシ
賞味期限: 製造より12ヶ月
アルコール分: 40%
希望小売価格: ジェムソン スタンダード (700ml) 2,071円(税別)
ジェムソン ミニ (50ml) 190円(税別)
※価格はすべて消費税抜き。