ソーシャルメディアの使い方が音楽ビジネスにおいて重要視されているこの現代の音楽シーンにおいて、OWSLAというレーベルは群を抜いて人気を誇っている。あらゆるソーシャルメディアでレーベルのパーティやプロデュースの風景を公開し、レーベルとしてのイメージを強く印象付ける映像やアパレル、音源を数多く世に送り出し、ダンスミュージックファンはOWSLAのジャケットを着ることでダンスミュージックファンとしてのアイデンティティを表現している。

そのOWSLAを主宰するSkrillexは先日、29歳の誕生日を迎えた。その誕生日にはファンへの逆サプライズとして、10年ぶりに「From First to Last」に復帰。新曲「Make War」をリリースし、自身のルーツでもあるロックミュージシャンという肩書きを再び身につけた。
 
(誕生日に「若くなった」とツイートする粋なSkrillex)

また、29歳として最初の作品として、11分にわたるドキュメンタリーを公開。この映像にはSkrillexの未発表曲も収録されており、今後の動きを占う上で見逃せない貴重な作品になっている。

このドキュメンタリーでSkrillexはカンファレンスにて音楽を作ることについて
自分自身を高めて、その自分に固執して、そして作る。楽しんで、曲を作る。楽しむだけだ。それが一番難しいんだけどね。でも自分は楽しんでるよ。いま、君たちと同じ空間を共有している。僕も君たちと同じ人間なんだ。と。

この映像はZeds Deadにも暑い信頼を得ているJas Davis、jauzやGhastlyの映像も手がけたJames Winterhalterの2人がこのドキュメンタリーの制作を手がけており、ツアーやプライベートのオフショットも多数盛り込まれたボリューム満点の作品。日本での様子もところどころに入っているので日本のファンも必見。

また、Skrillexが母校の小学校に訪れるシーンなど、この作品のために撮りおろされたであろう映像もあり、彼の神髄に近づくためにも見ておくべきだろう。

Tracklist:
1. Testament – Demonic Refusal
2. ID – Skrillex
3. Purple Lamborghini – Skrillex & Rick Ross
4. Staggered in Lies – Sacri Monti facebook.com/sacrimontiband/
5. Stephan Bodzin – Zulu (Synthapella)
6. Waiting – RL Grime, What So Not, Skrillex
7. Kyoto (VIP) – Skrillex