近年、インターネットやSNSの普及により、アート作品がより身近なものになりつつある。以前は、芸術品等を鑑賞するとなると美術館や博物館に足を運ぶ必要があり、画家や彫刻家など作り手側も表現の場は閉塞的であったが、Instagramのようなサービスが提供されたことで、年齢や地理的状況などを気にすることなく、いつでもどこでも作品を多くの人々に向けて発信することが可能な時代となった。

このような現代テクノロジーの恩恵を受け、活躍の場を広げたアーティストは少なくない。ジャンルは、ペイント、イラストレーション、グラフィックデザインと様々だが、今回は唯一無二といえる独創的なクリエイションで引っ張りだこの5人のアーティストをピックアップ。きっと手元のスマホが小さな美術館となり、あなたの目に新たな刺激をもたらし、楽しませてくれるだろう。

1. ​Polly Nor

ロンドンを拠点に活動するイラストレーター。ダークな世界観かつ風刺的な、女性と悪魔が描かれたイラストで世界的に有名。手描きのアート作品、イラストレーションの他、彫刻作品も手掛けている。主に、自身が体験した女性ならではの悩みや葛藤が、インスピレーション源となっているようだ。これまでに、Complex Magazine、Dr Martens、Gucciなどから幅広く依頼を受けている実力派アーティストだ。
 
 

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ロンドン出身のシンガーソングライターChelouは、自身の楽曲「Halfway to Nowhere」で、Polly NorのアニメーションをMVに起用している。
 

http://pollynor.com/

2. Robin Eisenberg

ロサンゼルスを拠点に活躍するデザイナー兼アーティスト。これまでに、Justapoz、LA Weekly、Nylon、Le Cool Londonなどの世界的に有名なマガジンに掲載されており、世界中からオファーが殺到している。
 
 

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https://robineisenberg.com/shop

3. Grace Miceli

ニューヨーク・ブルックリン出身、インターネットをベースに活躍するミレニアル世代のアーティスト。活躍するフィールドは幅広く、ライブペイントやアーティストの広告を手掛ける一方で自身のプロダクトも制作。キュートで乙女心をくすぐる色使いやキャラクターで人気沸騰。来日イベントも果たしている。
 
 

for @sza  tysm @sageaflocka 

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https://www.artbabygallery.com/

4. NEW PABLO

NEW PABLOという名称だけに、連想させるのは美術界の巨匠『ピカソ』ではないだろうか。ピカソの代表的なキュビズムスタイルを用いているように見えるものの、コンテンポラリーなタッチでユニークに描かれている。
   
 

kiss me

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5. Ram Han

Lisa Frankのようなドリーミーでポップなアートが好みであれば、Ram Hanはマストチェックなアーティスト。
 
 

study: stars

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Stage of Handmaiden-a2 poster / PRISM OF magazine - 영화 아가씨 편에 일러스트레이터로 참여합니다.

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https://ramhan.cargocollective.com/

イギリス・ロンドンにある『大映博物館』、アメリカ・ワシントンD.C.の『スミソニアン博物館』、映画『ナイトミュージアム』の舞台でも知られる『アメリカ自然博物館』、『ニューヨーク近代美術館(通称MoMA)』など、世界各国の有名な美術館や博物館では公式のInstagramのアカウントを開設している所も多い。その他にも、ユニークな公式アカウントが多く存在しているので自分好みのアーティストのInstagramアカウントをフォローして、フィードを埋め尽くしてみてはいかがだろうか。

Written by:Hitomi SETO