Barong Family ​のクルーたち、そして​ Yellow Claw​ からも注目されるアーティスト、​Stoltenhoff​(ストルテンホフ)
Stoltenhoff はデンマーク出身のDJ/プロデューサーで、2010〜2011年頃から音楽のプロデュースをスタートした Stoltenhoff は、まず音楽製作ソフト、Fruity Loops をとにかくいじってハウスビートを作成していたという。


昔からラテンやトライバルミュージックが好きだった影響もあり、Stoltenhoff は自身の楽曲の中にそれらのテイストを織り交ぜていた。そんな彼がデビューするきっかけとなったのは、2015年にリリースした Mike Cervello とのコラボ曲「Guerilla」である。Mike Cervello と Stoltenhoff は、以前から仲が良かったとのことである。
 

2014年のADEで未完成だったこの曲の一部をかけたところ、Wiwek から早く曲を完成させるべきだと言われ、翌年 Wiwek のレーベル【Rimbu】からリリースされた。


この曲は Cesqeaux がリミックスを制作するなど【Barong Family】のアーティストたちやレーベルのボスである Yellow Claw からも注目され、2016年10月ついに【Barong Family】から初となるEP『Hood Up』をリリース。ダッチハウスやカリビアンなサウンドを取り入れた斬新なサウンドを聴かせてくれた。
 

Stoltenhoff の SNS 等でも見ることができる、彼がサポートされたアーティスト一覧を見てみると、Diplo、DJ Snake、Carnage、GTA、TJR、Alvaro、Wiwek、Dirtcaps、Juyen Sebulba…などなど、多くの名だたるDJたちの名前が並んでおり、Mike Cervelloとのコラボ曲「Guerilla」は、あのアメリカのベテランDJ、Moby がプレイしたこともある。


Stoltenhoff の楽曲が多くのアーティストたちからサポートされるのは、1曲1曲に彼の全力のエネルギーを感じることができるからではないだろうか。エネルギッシュな Stoltenhoff の曲を聴けば、誰もが飛び跳ねられずにはいられないはずだ。
 

彼のサウンドはジャンルの制約がなく、様々なジャンルをクロスオーバーさせる【Barong Family】のイメージにとてもマッチしており、2017年10月には同レーベルから Cesqeaux とのコラボ曲を収録した EP『The Prodigy』を発表。


Stoltenhoff は、EP『Hood Up』のリリース時には、既に【Barong Family】からリリース予定の2作目のEPも制作していたとのこと。
また Yellow Claw の「Love & War」や、Mike Cervelloの「The Crown」、Yellow Claw と Juyen Sebulba の「Do You Like Bass?」など数々の公式リミックスも手掛け、【Barong Family】のメンバーたちと各都市を回ってショーを行い、2017年の Solar Festival や Tomorrowland の【Barong Family】ステージにも出演した。
 
 
 

【Barong Family】だけでなく、過去には「Bass Play」という曲を Diplo のレーベル【Mad Decent】から発表したり、2017年には Slander とコラボした「We Out」を SKisM のレーベル【Never Say Die】からリリースしている。
 
 

2018年2月23日に Yellow Claw が出したEP『Amsterdam Trap Music, Vol. 3』には、彼らとコラボした「Beastmode」が収録され、Psystyle(サイスタイル)という新たなサウンドを披露してくれた。
 

現在3枚目のEPを制作中とのこと。果たして再び【Barong Family】からのリリースとなるのかどうかはまだ明らかにされていないが、大いに期待できる。


 

Written by MNN