2018年8月17日深夜にSONICMANIA。そして18日、19日に ZOZO マリンスタジアム、幕張メッセで開催された SUMMER SONIC 2018 東京会場。
サマソニ、ソニマニはロックやポップ〜ジャズまで、幅広いジャンルの音が飛び交い、どんな人でも楽しめる都市型フェスとして知られているが、EDM ファンとしては、2018年のラインナップの中でも特に外せなかったのは Marshmello(マシュメロ)だろう。


サマソニの前夜祭として開催される SONICMANIA では、Marshmello は SONIC ステージに出演。深夜一時を回りスタートした Marshmello のプレイだったが、彼の前には Clean Bandit中田ヤスタカ という豪華すぎるラインナップが出演しており、その流れもあって Marshmello の出演前から SONIC ステージには多くの人が集まり、会場内は熱気を帯びていた。


そしてついに Marshmello のライブがスタート。
Marshmello は、自身のヒット曲でもある "Silence" のイントロと同時に姿を表し、その姿を確認したオーディエンスは大きな歓声を上げ、Marshmello を出迎えた。
そして開始早々に飛び交った銀テープと CO2 のサプライズが、観客をさらに熱狂させた。開始から約2分、その時点で早くも会場の熱気はピークに達し、オーディエンスが曲に身を任せ飛び跳ねる。会場の熱気は冷めることを知らず、その熱気の中で Marshmello は次々に自身の大ヒット曲をプレイ。彼の代名詞でもある "Alone" や、イントロでも流れた "Silence" がプレイされると、大合唱が沸き起こった。


さらに、Avicii の "Waiting For Love" や Sebastian Ingrossoらの "Reload" など、誰もが知っている名曲から、彼のセットではお馴染みとなった San Holo の "Light" Cascada の "Everytime We Touch" などもプレイされ、ピークに達していたはずの熱気がさらに上がり続ける。


Marshmello のトレードマークでもある被り物は VJ にも常に映し出されて、彼のプレイと共に印象的なものに。


最後の曲に選ばれた "Friends"。公式のリリックビデオの映像が映し出され、ここでもオーディエンスは大合唱。前が見えなくなるほどの紙吹雪が舞う中、彼のSONICMANIAでのプレイは終了した。


そして SUMMER SONIC 2018 1日目では、東京会場のメインステージでもある MARINE ステージに登場。


セットの内容は SONICMANIA とほとんど同じだったが、最後の曲は前日にリリースされたばかりの Bastille との新曲 "Happier"
待ち望んだ彼の新曲に、会場は最後まで興奮状態が続き、深夜のプレイ時に負けない熱気となった。

Marshmello の次には、初日のヘッドライナーとして Noel Gallagher's High Flying Birds が出演するため、Marshmello の出演中からMARINE ステージには年配の方も多く見受けられたが、周りの雰囲気に釣られて老若男女が楽しげに踊りはしゃぐ姿もサマソニならではで、とても印象的なものだった。


オーディエンスにとっては跳ねて歌って...と、忙しいセットだったが、彼の大ファンから EDM をあまり知らない人まで、全ての人が楽しめる素晴らしいセットを披露した Marshmello は、SUMMER SONIC 2018 の盛り上げ隊長の一人として大活躍したことは間違いないだろう。

Written by TAKERU SHIGYO