毎年、世界のダンスミュージックファンが最も注目するイベントと言っても過言ではない、ULTRA MIAMI が、2019年度の出演アーティストを発表した。

今年は世界的なテクノ回帰の流れを受けてか、テクノミュージックのアーティストが数多くヘッドライナーとしてラインナップされているのが特徴的だ。Adam Beyer(アダム・ベイヤー)、Carl Cox(カール・コックス)、Dubfire(ダブファイヤー)、Nicole Moudaber(ニコール・マウデイバー)、Paco Osuna(パコ・オスナ)、Jamie Jones(ジェイミー・ジョーンズ)、Joseph Capriati(ジョセフ・カプリアッティ)、Loco Dice(ロコ・ダイス)、The Martinez Brothers(ザ・マルティネズ・ブラザーズ)、Richie Hawtin(リッチー・ホウティン)、Tale Of Us(テール・オブ・アス)、Sasha & John Digweed(サシャ & ジョン・ディグウィード)、TESTPILOT​(テストパイロット)……と、ざっと見ただけでもかなりの数にのぼる。
なお、Richie Hawtin は、プロジェクト「PLAYdifferently」の DJ ミキサーのステージが登場するようだ。

その他にも様々な注目すべき点がある今回の第一弾ラインンナップ発表。

Martin Garrix(マーティン・ギャリックス) の STMPD RCRDS(スタンプド・レコーズ)ステージが初のお目見えとなるほか、近年の ULTRA MAIAMI の象徴とも言える Spider(スパイダー) Arcadia(アルカディア)ステージの記載が今の所はないようだ(今後発表される可能性はあるが)。ODESZA​(オデッサ)の別プロジェクト「Foreign Family Collective​(フォーリン・ファミリー・コレクティブ)」のステージも登場する模様。
 

また、先日行われた Alison Wonderland(アリソン・ワンダーランド)日本公演のサポートアクトだった Whethan(ウィーサン)が初出演! 今年名義問題で揺れた Dash Berlin(ダッシュベルリン)は、3人組のプロジェクト名ではなくアーティストネームの Jeffrey Sutorius(ジェフリー・スートラス)として出演する。

そして、注目すべきは皆大好き、お騒がせ Deadmau5(デッドマウス)の Cube 3.0 の世界初ギグが行われるとのこと。Cube 3.0 のステージセットは、前回の2.0、2.1から大幅バージョンアップされているようなので、非常に気になるところだ。
 

ちなみに、Deadmau5 はテクノアーティストとしての別名義 TESTPILOT(テストパイロット)としても出演。
 


第一弾として発表された出演アーティストは以下の通り。

アーティストによっては、アーティスト名の下に「EXCLUSIVE」という記載があり、これが何を意味しているのが気になるところ。
2019年は、ULTRA MAIAMI にとってターニングポイント的な年になるのかもしれない。第二弾出演アーティストの発表も待ち遠しい限りだ。

(追記)
ULTRA MAIAMI の Marketing & New Media manager​ の Albert Berdellans​氏のツイートによると、「EXCLUSIVE」​の表記の意味は「ULTRA MAIAMI  付近では、ULTRA MAIAMI 以外のイベントおよびマイアミ・ウィークではプレイしない」という意味だそうだ。