音楽の使用権をオンライン上で売買できるサービス Audiostock(オーディオストック)の登録クリエイター数が1万人を突破した。

Audiostock は音楽の使用ライセンスを売買できるサービスで、全国のクリエイターによって登録された音楽作品をインターネット上で商用利用可能な形で顧客に販売する、これまで日本に存在しなかったタイプの音楽プラットフォーム。2013年10月のサービス開始より、クリエイターが場所や所属状況に縛られずに自身の音楽作品を収益化できるプラットフォームとして活用されている。


Audiostock では、クリエイターは自身で制作した音楽を登録して使用権を販売することができ、 売上に応じた印税を受け取ることができる。
顧客は購入手続きを行うだけで音楽の利用許諾を得ることができ、 映像・ゲーム・アプリ等の商用コンテンツに音楽を組み込むことができる。
従来のパッケージ販売主流の時代からデジタル化が進み、音楽業界のビジネスモデルが変革を迎えるなか、Audiostock は音楽家が活躍するための、一つの大きな選択肢になりつつある。 

2019年4月から、Audiostock はサービス利用者にとっての使いやすさと音楽作品の可能性を最大化させる派生サービスを提供することで、販路を拡大。地域のお店と地元ミュージシャンをつなぎ地産地消を目指す店舗向けBGMサービス「Audiostock store music」と、音楽出版社として管理している楽曲を放送利用者向けに提供する「Audiostock Artists directed by SPACE SHOWER」を2019年4月にリリースした。
 

20代~30代男性を中心に、本業の収益源と副業の選択肢に

Audiostock のクリエイター層は20代~30代の男性クリエイターが最も多く、首都圏を中心に在住しているという。一方で地方在住クリエイターが全体の45%を占めていることから、場所による制約を受けずに音楽を収益化するプラットフォームとしての需要があることが分かった。
 

ライフスタイルに合わせた音楽活動の場に 

Audiostock が2019年2月27日~5月23日までに行ったクリエイター向けのアンケート調査では、クリエイターの利用者のうち約5割が本業、約4割が副業、約1割が学生であるという。(回答者1,136名)そこからも、クリエイターがそれぞれのライフスタイルに合わせた音楽活動の場としても受け入れられていることが分かる。

本業クリエイターにとっては自身の作品をストックすることで安定的な収益基盤を作ることができ、 副業クリエイターと学生にとっては仕事や学業に取り組みながら音楽活動にもチャレンジできることが利点である。

Audiostock

Audiostock store music: https://audiostock.store/ 
Audiostock Artists directed by SPACE SHOWER: https://audiostock.jp/asa