11月9日、10日に開催された Tyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)主催のフェス Camp Flog Gnaw festival に、スペシャルゲストとして Drake(ドレイク)が登場したものの、観客からブーイングが起き、予定されていたセットを短縮してステージから退場するという事件が起きた。
 

一連の出来事に対し、Tyler, The Creator は下記のように悲痛なツイートを連投。
 
 

俺は、この最も偉大なアーティストの一人がこのフェスを熱狂させると思っていたんだ。しかし、逆だった。ちょっと難聴の観客がいたようだ。勝手に頭の中で妄想して、それが実現しなかったとわかった途端、クソ野郎なことをしでかした。

 

彼は素晴らしかった! 歌はとても美しかった。また、ほとんどの人は素晴らしい時間を過ごしていた。しかし前方エリアにとんでもなく無礼なやつがいた。俺はなぜなのかを見ることができた、しかし、ああ、それはクソだ、おまえらは俺を代表して俺のゲストに失礼を働き、俺たちをとんでもなく自己中のクズ野郎にしちまった。

 

そのクソは無名野郎のメンタリティとリアルライフにおけるキャンセルカルチャー(※人々がアーティストやセレブに対し「お前はもういらない」という内容の発言をし、キャリアを終わらせようとすること)のようだったし、俺はそのクソがクズだと思う。

 

兄弟、ありえないよな! あの歌は美しいよ! ほとんどの人はアルバムをカットしないでくれと思ったよ! ありがとう、Aubrey(ドレイクの本名)!

 

俺はあの歌が好きだし、あんなことは2度と起こらないようにする…彼としては別に来なくったって良かったのに、彼は本当に俺のためにしてくれたんだ。俺たちの世界を一緒に見ることは、とても素晴らしいことだった。


ブーイングの理由は明らかにはなっていないものの、どうやら、当初スペシャルゲストとして予想されていた Frank Ocean(フランク・オーシャン)ではなく、Drake が出てきたことにガッカリしたファンによるブーイングだったのではないかと言われている。

また、Twitter では「他にも Camp Flog Gnaw festival の観客の中には、ステージの外で Drake、Lil Uzi Vert、A$AP Rocky に対してブーイングしていた」という声も。
 

なお、Drake は Twitter 等では特にこの件に関してのコメントを発表していない。ブーイングを受けても逆上することもなく、ただセットを短縮し堂々とした去り際を見せ、更に SNS でも動揺を見せない点は、さすが大物、といったところだ。