新型コロナウィルスの世界的大流行によって最も大きな被害を受けた国の1つであるイタリア。かなり厳重な自己隔離や政府の指示によって、感染者数は現時点では減少方向にある。

そこでイタリア政府 は、レストラン、バー、イベントを再開する計画を発表した。この計画はニュージーランド、ベルリン、スペインなど新型コロナウイルスが減少傾向にある国の経済再生に沿ったものであるとのことだ。


5月18日(月)から、イタリアではカフェ、レストラン、バー、ヘアサロン等の営業停止令を解除し始めたとのことだ。しかし、それぞれのテーブルでの食事以外の顧客間の距離も確保することや、フェイスマスクの着用を含む、厳格なソーシャルディスタンスのガイドラインに従いながらの再開となっている。


更に6月15日(月)からは、禁止されていた音楽イベントの再開も解禁されるとのことだ。ただ、こちらもソーシャルディスタンスのガイドラインを厳格に守らなくてはならない。参加者は必ず最低1メートル以上離れて着席しなければならず、フェイスマスクも必須。またスペインのイベント再開と同様に、イタリアも会場により入場者数が規制されるとのことだ。音楽イベントに一度に集まることができる人数は、屋内で200名、屋外で1000名までとなっている。

ただ、イタリアは他のヨーロッパ諸国とは異なり、イタリア政府は現時点(※5月21日現在)ではナイトクラブやディスコなどの規制は解除しないとの方針である。

5月21日(木)から再開するミラノのレストラン「Terrazza Triennale
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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やはり「3密」が揃ってしまうナイトクラブの再開には、もう少し時間がかかってしまうのかもしれない。