スコットランド出身のスーパースター DJ / Producer の Calvin Harris(カルビン・ハリス)が、2014年に不整脈で心臓が止まり、ER 緊急救命室で一命を取り止めたことを明かした。


Calvin Harris は「22年前に音楽制作を始めた方法を再発見したい」と、2020年に別名義である Love Regenerator(ラブ・リジェネレーター)として "Love Regenerator 1"、 "Love Regenerator 2" そして "Love Regenerator 3" をリリースしている。

今でこそツアーやフェス出演を控えている Calvin Harris だが、当時は世界中のフェスティバルへの出演に加え、イビザ、ラスベガスなどでのレジデントとしても活躍しており、常に様々な国や場所を行き来していた。


そんな Calvin Harris だが、アメリカのメディアサイト Dancing Astronaut が投稿した2014年のツイートに対し、Calvin Harris は地味にショッキングなコメントを添えてリツートした。

2014年は僕にとってすごくおかしな年だった。イギリスで僕の曲が1位になったかと思えば、ER 緊急救命室で心臓の動きを再開させたり……こういったことが、合間に起こっていたんだよね。

その年の11月、Calvin Harris は MTV European Music Awards に出演予定だったが「心臓の問題」があるとして直前で出演を取りやめた。その後、Calvin Harris は、「不整脈」と診断されたことを公表している。

そして2018年に、Calvin Harris は Twitter で行われた Q&A セッションで、下記のように答えている。

僕が一番したくないことは、一晩に2本のジャックダニエル(ウイスキー)を飲み干し、食事は、Greggs pastiesで済ますことだ。(※Greggs pasties はスコットランドのジャンクフード)そして、1年中めちゃくちゃ臭いバスの中で寝て、マイクで55分間観客を煽るために叫んで、週に5回キーボードを弾いているふりをする。そういった時代はもう僕にとって過去のことだよ。

また別のツイートでは、「アルコール無しの生活は確かに少し物足りないけど、アルコールを全く飲まなくなったことで不整脈が治った」と発言している。


TOP DJ の派手な生活は、一見羨ましくも見えるが、過酷なスケジュールにも関わらず大量のアルコールを飲んだり、体内時計が狂ったり、ろくに睡眠が取れなかったりといったことは、時に彼らに深刻な体や心の病気を引き起こしている。そのため Calvin Harris を始め一部の Top DJ たちの中には、逆に体調管理に目覚め、ストイックに取り組む姿勢を見せるアーティストも少なくはない。
 

Calvin Harris

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