政治問題が絡み、世界的に危険視されて使用禁止やアクセス制限等の処置が数カ国で検討されている大人気アプリ TikTok(ティックトック)
しかし、この TikTok の人気に目をつけた Instagram(インスタグラム) が、今年8月にアメリカにて TikTok のライバルとなり得るショートビデオプラットフォームアプリ「Reels(リール)」を立ち上げる準備をしているとのことだ。
Reels は TikTok とonじような機能のアプリで、15秒間のショートビデオに音楽や音声を付けて投稿することができ、また再生速度調整、カウントダウンタイマー等の動画編集のためのツールも用意されているようだ。

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Reels は、既に TikTok が禁止されているインドではローンチされており、その後ブラジル、フランス、ドイツでもテストされている。

Instagram の親会社である Facebook の報道官は以下のように述べている。

「さらに8月上旬にはアメリカを含むより多くの国に Reels を提供できることを嬉しく思う」

「テストしている国のコミュニティでは、短編動画で非常に多くの創造性を発揮しており、世界中のクリエイターや人々から既に熱望の声が届いているようだ」

しかし、8月上旬にアプリがリリースされるアメリカ以外の国とは具体的にどの国なのか、またアメリカにおいても正確なローンチの日付はまだ明らかとなっていない。

Instagram は TikTok が禁止されることを期待しており、TikTok アプリが禁止となって市場から姿を消した場合、数千万人のユーザーを取り込める可能性が高いと見られている。また、もし禁止とならなかったとしても、TikTok を取り巻く否定的な意見は数多いため、それを嫌ったクリエイターがコンテンツの代替プラットフォームとして Reels へと移行する可能性を見据えてアピールしているとのことだ。

アメリカの IT 系ブログサイト Tech Crunch によると、Instagram のみならず、Snapchat も TikTokに似たナビゲーションのビデオコンテンツのテストを開始しており、YouTube は独自の小規模なテストを行っているとのことだ。