The Sun によると、先週末、中国・武漢にあるプラヤ・マヤウオーターパークで開催されたイベントに、何百人もの人々が訪れた。
下がそのプールの写真であるが、とにかく人だらけで泳ぐスペースがほぼなさそうな状況となっている。
その日、武漢の気温は35度前後と、日本とあまり変わらない真夏の酷暑の中、人々は涼を求めてプールへ殺到したようだ。

中国・武漢市といえば、新型コロナウイルスが最初に発生した「始まりの地」であるとされており、多数の死者を出してからそれ程時間が経っていないにも関わらず、それが何年も昔のことであるかのように思える程の「密」具合である。

世界ではまだ新型コロナウイルスの収束の目途が立っていないが、最初に新型コロナウイルスパンデミックとなった武漢市のウォーターパークでは、既にマスクをしている人は皆無で、感染予防をしている様子も全くない。



武漢市が位置する中国湖北省は、今年1月23日から厳重なロックダウンが始まり、全ての公共交通機関、バス、鉄道、飛行機、フェリーを含む全てが停止され、自宅からの外出も制限されていたが、同年4月8日、ロックダウンは解除された。
公式には約3,000人が犠牲者となったと報告されているが、実際に住んでいる人々の間では、なんと約42,000人という公式発表とはかけ離れた数字の人々が犠牲になったと言われているようだ。

news 24 は現在、「武漢市は平穏を取り戻したように見える」と伝えている。
ロックダウン解除からたったの4か月で既ににぎわいを取り戻した武漢市。日本を含む世界も、武漢市のように日常に戻れる日は近いのだろうか……。